人気のエンドラーズですが、実は大きく分けて2タイプいます。

1つは野生で泳いでいたエンドラーズとその純粋な系統。

もう1つは主にヨーロッパとアジアでグッピーと交配された交配種。

まぁ、日本でもハイブリッドを作り出している方はいますが。


それぞれを見分けることは『慣れていても難しい個体』から、『誰の目にも明らかなハイブリッド』までいます。

勿論非常に分かりにくい個体もいるので厄介です。


そもそもエンドラーズは当初ワイルドグッピーの1タイプと考えられていて、その昔はグッピーで問題がなかったわけです。

その後別種として学名が付き、グッピーと分けて扱われるようになって、更にワイルド便が来るなど盛り上がりを見せました。


日本における本格的なブームは2002年以降の、いわゆる『お年玉』と『ラグナデパトスシリーズ』の登場だと思います。

お年玉に関しては以前このブログで長々と解説しているので、ご興味があれば遡って読んでみて下さい。


野生で泳いでいた魚の直系の代表と言えるのがラグナデパトスシリーズで、その人気種はオレンジ、ブラックピーコック等々が有名ですが、実は私のイチオシは2006と呼ばれるバリエーションです。

正確には2006年12月に採集されたワイルドメスを2007年に国内導入した物からの直系で、分かりやすく言えばワイルドで泳いでいるそのままの姿に最も近いのが2006という事になります。


出現するオスが全て違う模様なので、その中から好きな個体をピックアップして固定したり、バリエーション豊かな群れを楽しんだりする事が可能です。




この2006、前述した通り全てのオスが違う表現となります。

勿論オレンジもブラックピーコックもよく見れば少しずつ表現に違いは見られるのですが、2006の振れ幅の大きさはそんなものではないのです。

最大の楽しみであり、最大の魅力がバリエーションの豊かさなのですが、逆にそれが仇となりいったい2006とは何なのか言葉で説明するのを難しくしているようです。


続く