ぽーおばちゃんの宝物 | いつも感謝で

いつも感謝で

アトランタ在住のうぃどう、ぽーの日記

 

 

 

コロナ禍の去年、

2020年11月20日。

私の生涯の宝物を、

娘と息子から受け取った。

 

 

私は昔から、

男の子が好きなものが好きで、

男の子と男の子っぽい話題を

夜通し話す事が好きだった。

 

妹に男頭と呼ばれるほど、

図面を見たり描いたり、

データを集めたりする事や、

車、バイク、スキーなど、

体でスピードを感じれる事が好きだ。

 

日本にいた時は、

フォーミュラー1を一晩中観ていた。

今は車の運転やジェットコースター、

スキーやマウンテンバイクを

体験している映像を観て楽しんでいる。

 

私が結婚のため渡米する時、

夫にどんな車が欲しいか聞かれた。

もちろんスピード狂の私は、

二人乗りのスポーツカーを希望。

 

当たり前だが、

やはりその希望は通らず、

私は公道でその車を見るたびに、

いつも目で追っていたのである。


そしてその母の行動を息子が見て、

彼もその車を好きになったのだ。

お互いにその車を発見した時は、

二人して騒ぎ立てていた。

 

その車の会社は2020年に、

創立100周年を迎えた。

そして全ての車種の特別記念車を

予約制で販売し始めたのだ。

 

息子と私は二人それぞれ、

アメリカのウエブサイトへ登録し、

秋の販売開始予定のための、

情報を得ようとした。

 

しかし秋になっても連絡はなく、

息子がカーディーラーへ電話すると、

3台入庫で1台だけ残っていると言われ、

母を直ぐさまテストドライブへ行こうと、

彼は誘ってきたのだった。

 

金曜日の渋滞を経て夜遅くに、

我が家から1時間半のディーラーへ到着。

最後の1台はしっかり、

そこのショウケースに入っていた。

 

その車はテストドライブできず、

他の車で近くの道路を走ってみる。

30年近く待っていた瞬間である。

私の心臓は高鳴り興奮マックス!

 

お店へ帰ってきて、

商談席へ座らされた。

もちろん私は買う気はさらさらない。

必要ではないものは買わない。

ましてや金額の張るものである。

 

息子が勝手に商談を始めた。

毎月の支払い金額を尋ねる。

そしてどれほどの手付金を出すと、

月々の支払いが減るかを計算していた。

 

そこで初めて母は、

息子が母の車を買うために、

働いて貯金していた事を知った。

そして息子はそのお金に、

娘の貯金も足して手付金としたのだ。

 

その金額は大金で、

その母の欲しい車の4分の1。

「ママ、これで月々払えるでしょ。」

「えええ〜、でも贅沢だからいいよ。」

「全然贅沢じゃないよ。

ママ、You deserve it!.」

 

そして周りにいた人達にも、

私は背中を押されて、

とうとうその車を買う事で

サインしてしまったのだった。

 

 

こうして私は30年越しに、

ドリームカーを手に入れたのだ。

今では毎朝毎晩、

ガレージにいるマイベイビーに、

挨拶をしている。

 

たまには職場へ連れて行ったり、

友達と一緒に遊びに行ったり、

こんな幸せがまた1つ増えたなんて、

本当に本当にありがたいことだ。

 

そして感謝しきれないほど、

日々子ども達に感謝してるのだった。