無名俳優の正体 | いつも感謝で

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アトランタ在住のうぃどう、ぽーの日記

 

 

 

 

日曜日の朝に会うのは、
マーカスの案だった。
誰もいないレストランの駐車場で、
私は待ち合わせ時間前に到着。


彼はそれから40分して、
黒い大きなベンツでやってきた。

酷い渋滞だったのは
良く知っていたから、
私は怒ってはいなかった。


でも初めて会う日だったから、
もしかして来ないかもと思っていた。

電話とテキストだけの関係で、
二週間以上も続いていた。


濁声で何を言っているか聞こえ難く、
会話の流れが悪く、
相性が合うとは思えなかった。
でも彼自身に興味があったのだ。

 

実際に会った彼は、
写真と同じではあるけど、
それからクオリティーを落としまくり、
思っていたよりも歳を取っていた。

 

身長も6フィートとは言っていたが、
私の夫もマイケルも同じ身長だから、
彼がそれよりも低い事はわかる。
そして彼の服装も酷かった。

 

ここまで言うと申し訳ないが、
浮浪者のような出で立ちだった。
これを書いていて笑ってしまう程。
よくそんな格好で初デートに
来る事が出来るよなぁと感心してしまう。

 

でも話を始めると、
だんだん彼の人柄がわかってきた。
彼は風貌を気にしない人なのだ。
髭を綺麗に剃り素敵な服を着ると、
元々は美形なんだから、
格好良くなるはずなんだろうけど。

 

彼の仕事は、

俳優が主な職業と思っていたが、
実は科学技術者?だったのだ。
放射線測定を仕事としている。

もう37年間もしていると言うのだ。

 

電話での聞き取り難い濁声より、

やはり実際に会って話をする方が、

彼の話はわかりやすかった。

そして内容が面白い。

 

私が全く知らない世界の

話をする人だった。

覚えている面白い話は、

鳥のさえずる声に従って、

宝くじを買ったら2,500,000円

当たった話とか。

 

彼は最初から結婚を前提に、

付き合おうとしている人だった。

私よりの二つ年上。

見た目は酷いけど、

改善の余地は充分にある。

 

金銭的には家あり車あり、

年間の収入は私の四倍はあるかも。

その他に俳優も副業でしているし、

自宅のスタジオで作曲もしているし、

自分のレーシングカーも持ち、

それでレースにも出ると言う多趣味。

 

こんなに話題の尽きない

面白い人は初めてだった。

 

だけども・・・・、

私の心は何も動いていない。

もっと付き合っていくと、

徐々に好きになっていくのかな。

 

一番気になる事は、

仕事のために家を三種間開ける事。

週末に会いに来てくれれば良い

と簡単に言うけれど、

私にはまだ子どもも家にいるし、

それは大変な事だと思う。

 

それを考えると、

始めない方が良いような気がするのだ。

 

 

昨日の彼のテキストも、

今日のテキストにも、

あまり良い感じで返事をしていない。

彼は少しは気付いただろうか。

 

来週私は他州に行くし、

その間に彼はまた仕事で、

三週間いなくなってしまう。

一ヶ月以上は会えないだろう。

 

話を進めるよりも、

自然と縁が切れていくかもしれない。

 

 

この婚活というのは、

本当のところを言うと

私的には好きではない。

いろいろな人に出会い、

それなりには面白いけれど、

私が欲しいのはそれではない。

 

私はソウルメートがほしい。

お互いに信用し合い、

全てを分かち合って、

残った人生を二人で過ごしたい。

 

そんな人がいきなり現れて、

デート無しでさっと結婚できて、

めでたしめでたし・・・・

ってな事になるわけないよね。

 

 

もう、疲れたな・・・。

 

 

 

 

追記:

マーカスの名誉のために

彼は歌を歌うのも上手だった。