インディアン・ウエルズ | いつも感謝で

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アトランタ在住のうぃどう、ぽーの日記




インディアン・ウエルズ。
アメリカ南カリフォルニア、
パーム・スプリングスなど合わせて、
その辺りは一大リゾート地。
なんて書いたりするが、
私は一度も行った事もないし、
写真で見た事もない。

今日からそこで、
ジュニアテニスの年齢別、
アメリカトップ64人がそれぞれ集まり、
未来のテニスプレーヤーを目指す、
壮絶な戦いが始まるのである。

今回運良くその大会に入れた
我が家の末っ子君。
ランキング的には無理だろうと、
最初から宝くじのような気持ちで、
息子の名前をレジスターした。

締め切り時間後、
数えてみたら64人には入れず、
それでも奇跡の65番目だった。
私は毎日のように申込者の人数を、
ランキングの上から数え、
残り何人入ったら、
息子が入れないと言う計算をしていた。

そんなことをしていたから、
大会開催10日前に、
いきなり息子が入れた通知を受け取ると、
そりゃ~お祭り騒ぎ。
もう嬉しくて嬉しくて、
何が何でも行かせてやらなきゃ、
なんて思って航空券を予約した。

それは私にとって、
簡単には出せない莫大な金額。
ホテルと航空券を合わせて、
楽に20万円は越える。

そこで使われる食事代、
ガソリン代などは、
全く含まれてはいない。





昨夜カリフォルニアに住む妹が、
自宅から一時間かかる空港へ、
末っ子を迎えに行った。
そしてそこから30分かかるホテルへ。
到着後に電話をかけてくれたから、
ホテルの様子を聞いてみた。

はっきり言ってそこはモーテル。
アメリカでは誰もが知っている、
一番安いと言われるチェーン店。
妹が言った一言は、
「一泊に二万円以上かけるところじゃないね。」

この大会の二ヶ月以上前に、
私はホテルを早めに探した。
大会のウエブサイトに、
その地域で行われる音楽祭と、
日にちが重なっているため、
ホテルが予約し難くなっていると、
真っ赤な字で書いてあったからだ。

私はホテルをインターネットで探した。
大会会場近くは、
殆ど満室の状態だった。
それも一泊五万円以上するホテル。

その中で一つ見つけたのが、
この度末っ子と妹が泊るモーテル。
それでも二万円以上した。
四泊すると税金を合わせて十万を越える。
私はもうそれしか、
ボタンを押す勇気がなかった。




何故こんなところで、
こんなジュニアテニスの大会があるのだろう。
なんだか腑に落ちない。
それも音楽祭と同じ時期であり、
宿泊料も一気に上がる。

アメリカのテニス王国と呼ばれる、
フロリダそして南カリフォルニア。
だから実際全米トップ選手も、
この近くに多く住んでいるだろう。

でもマサキのアカデミーメイトのジョージは、
発表直前に名前を抜いた。
全国にはアメリカの左下端まで来る事が、
とても大変な人も多いと思う。

先々月末っ子が負けた選手は、
母親と一緒に家を借りて、
大会一ヶ月前からそこに住み、
トレーニングを受けているらしい。
やはり前の息子達のコーチが、
「お金がないとプロにはなれない。」
ってこのことなのだろうか。

私達はこの大会の一週間前に、
わざわざアメリカテニス協会の、
セクション支部まで行き、
この大会に出る事を告げ、
ファイナンシャルエイドを貰え、
すべて費用を払ってもらえる事を、
息子を紹介しがてらに確認した。
そうでないと、
息子がこんな大会へは、
絶対出れるはずはない。

私達は一般よりも低所得なので、
ある意味ラッキーな特典かもしれない。
一般家庭では、
子どもと二人で三十万円以上する、
豪勢な旅に簡単には行けない。

もしかしたら、
私達の他にも、
同じような立場の人がいるのかしら。




昨夜は夜11時頃就寝した息子。
今朝は早朝8時からの試合のため、
6時前には無理矢理起こされた。
私達が住んでいるところとは、
時差が3時間あるから、
それでなくても体が辛いだろうに。

しょうがないね。
これも人生。
そんな事に負けずに、
全力で戦ってこい!
と目覚まし時計代わりに、
朝から息子に喝を入れた私。
夢のために、
とことんまで突き進むしかない。




それにしてもさ、
せめてアメリカの真ん中当たりで、
こんな大きい大会は
やってほしいんだけどな。







インディアン
妹が送ってくれた写真。