団扇に込めた愛 ー ニッポン旅行記 | いつも感謝で

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アトランタ在住のうぃどう、ぽーの日記




団扇(うちわ)って、
こう書くんだ。
知らなかったわ。




日本に里帰りして早くも一ヶ月。
やはりあっという間に過ぎていった。
毎日ブログをあげようと思いつつ、
過ぎていく日々。
日を追って最初から書きたかったけど、
あまりそういう気分でもないし。
でもなんだか今日は、
ラップトップに向かいたい気分なのよね。




息子達は毎日学校へ通い、
私は妹の手伝いをする程度で、
買い物、家事洗濯で一日を過ごしている。

私たち親子は客間に布団を並べ、
息子達の寝相により「川」の字にならないこともあるが、
毎晩仲良く?眠りについている。
(因に今宵は「T」の字の息子達)

昨日は一日中天気がよかったせいか、
少し暑苦しい夜だった。

私の横で「ママ、僕、汗かいてきた。」とマサキ。

ふと顔を斜め上に向けると、
そこに30年くらい誰にも使われていない数本の団扇が、
竹の団扇置きの中で「たまには使ってよ」とこっちを見ていた。

夜の静寂な空間で、
はたはたと音をたてながら、
やわらかな空気を動かしながら、
私は息子のため団扇をあおぐ。



ああ、
思い出した。
ずっとずっと前の記憶の中に、
この音と空気があった。

今はない古い家の二階で、
川の字に寝ている私と妹のため、
私たちが寝入るまで団扇であおいでくれた母。




「ママ、手が疲れるからいいよ。」とマサキが言う。
「大丈夫。マサキが寝るまでね。」
私はその思い出を息子に話した。
そして話しながら言葉が詰まる。

今は亡き母。
我が息子を扇ぎながら、
自分の思いを重ね合わせ、
母の愛を静かに思う。






・・・里帰りは、
記憶の宝物の箱を開け、
私の心を癒してくれる。

今日も感謝。