ある晴れた昼下がり
あれは猛暑の8月
ある晴れた昼下がりでの出来事でした
ウォーキングをしているときに
前方で「おばあさん」が手を振りながら声を掛けてきました
傍らには年配男性2人が座り込んでいます
これは熱中症かなにかで助けを求めているのだと思い
小走りに駆け付けました
おばあさん
「すみません・・・」
泥ラン
「どうされました?体調でも・・・」
おばあさん
「このメガネ交番に届けてくれませんか?」
泥ラン
「へ?メガネを交番にですか?
いや、忘れた人が探しにきますから置いておいた方がいいですよ」
おばあさん
「盗まれるといけないから」
泥ラン
「(心の声)盗むわけないだろ!」
おばあさん
「お願いします」
泥ラン
「(心の声)だったらお前が届けろク〇ば〇あ」
「(チッ!舌打ち)はい、わかりました」
預かったのはいいのだが交番どこにあるんだい?
パトカーとすれ違ったが拾得物で止めるわけにもいかないし
クルマ通りの少ない道で
赤信号を渡ったら影に隠れていたチャリのポリ公に笛を吹かれた
そんなポリに渡してやろうとも思ったが・・・
さてさて、預かったメガネ
最終的に届けたかどうかを信じるのは
あなた次第です