第24回 かすみがうらマラソン ② | 泥棒ランナー 【一風変わった大会が好きよ】

第24回 かすみがうらマラソン ②

試走はせず、ぶっつけ本番で挑んだ泥棒スタイル
背負っていた風呂敷に包んだ重い「お宝」が安定せず走りにくい
日頃、バックパックを背負って走っているのだが、それとは全然違う
スタート直後から後悔の念に苛まれる
「何でこんなの背負って走ってるんだろう・・・」
これが10kmやハーフなら何とかなるかもしれない
だが、これはフルマラソン、まだ残り42kmもあるのだ
足のこともあるし、不安いっぱいの滑り出しだ

とはいえ、泥棒への応援が想像以上だったので不安はどこかに飛んでいってしまった
正面から見たら泥棒とは気付かないのではと心配していたが杞憂だったね
小さい子供も「泥棒さんだ!」と気付き声を掛けてくれる
泥棒に「さん」付けとは如何なものか?とも思うが恐縮しながら楽しんで走る


最後尾のHブロックということもあり、周りもペースはゆっくりなので
周囲に惑わされペースが乱れるということもない
最初の常磐線を渡る陸橋もゆっくり上り下りる
陸橋を下り交差点を右に曲がると沿道には応援の方々がいっぱい
気を良くしちゃうよね~
僕の悪い癖だが調子に乗って自然とペースアップしてしまう

5km過ぎ(神立付近)も沿道の応援が多いポイントだ
泥棒がんばれ!と傍から聞けば不謹慎とも思える応援
はたまま、速く走らないと捕まるぞ!との叱咤激励
ここは「おじさん」の応援が他より多かった
泥棒の姿を見るや今まで手を出していなかったのに手を差し出しハイタッチしてくる「おじさん」多数
おじさん受けするのか泥棒は?
まさか、「おじさん」の正体は本職の泥棒か(笑)
そんな感じで気分よく走っていたのだが・・・
ここでライバル出現

パンダさんだ

「進撃の凡人」という襷をかけたパンダ
沿道の視線は皆パンダへ集中し応援は全部パンダに持っていかれてしまう
冗談じゃない
こうなったらパンダの前に出るしかないのだが
ペースが同じ感じでなかなか前に出ることができない
一気にペースを上げるにはまだ早すぎる距離だし・・・
意気消沈
ここから数キロは大人しく走ることになった

10kmを過ぎると足が重くなり始めた
いつもなら25km位からなり始めるのに・・・
怪我で走り込み不足なのは承知していたが、こんなに早くなるとは
かなり不安なった

15km過ぎ
僕の十八番である尿意が催してきた(^▽^;)
だが、まだ我慢できる感じだったのヤバくなるまで我慢して走り続けることにした

20km給水所
遂に足が止まってしまった
数分であるがストレッチ

中間点 2時間21分位で通過
霞ヶ浦沿いに出て、ここからゴールまではずっと平坦
だが、足が売り切れ走るのが辛い
でも、怪我の個所の痛みは出ていないので根性出して走り続ける

25km
とうとう怪我の個所が痛みだす
痛みが出たら歩くと決めていたので躊躇せずに歩く

歩く分には痛みはない
数キロ経ってから再び走ってみたら痛くない
だが、気持ちは完全に切れており走り続けるのが難しい
沿道の応援も前半に比べたらほとんどないので泥棒歩きまくりです

「かすみがうら」で泥棒の仮装をした理由の一つに途中棄権がある
昨年末の怪我の影響で走り始めたのが1ヶ月前
それも足の状態をみながらだから大して走り込んでもいない
そんな状況だったから完走できない可能性もかなりあった
そこでだ、泥棒として走り途中棄権するような状態になったら
「自首(棄権)」して「護送車(収容車)」で会場へ
そんなネタも用意しての泥棒仮装だったのだ
現に歩いてるときに沿道やランナーから
「歩いてると捕まるぞ!」と声を掛けられれば
「自首したい」と笑いを誘うこともあったしね

カメラマンや応援者、そしてキロ表示看板が見えたときだけ走り
それが過ぎると歩くの繰り返し
だから、後半ほとんど歩いていたにも関わらずオールスポーツの写真には歩いてる姿は1枚もない

歩き始めた時は時間内にゴールできるか微妙だったが
途中で走ることができたおかげで何とか時間内ゴールできた


記録:5時間28分03秒(5時間15分24秒)


こんな記録は到底満足できるものではないが
怪我で「かすみがうら」のスタートラインに立てないかもしれないと覚悟したときもあったので
完走できただけでも良しとしなければいけないな
復帰戦を無事に終えることができ、まずはホッとしている