マシンガン | 白鳥ランナー 【一風変わった大会が好きよ】

マシンガン



前回「ロマンス・・・か?」の続きでしたね。



あれは大学3年の秋だったと思います。

今から10年くらい前でしょうか。

伊豆でのゼミ合宿の帰り、

東海道線東京行きに皆で乗車していたのですが、

・東海道線は混雑し座れなかった。

・東京、上野、北千住と3回も乗り換えする。

・小田原は小田急線の始発駅で座れ、乗り換えも代々木上原の1回で済む。

以上の理由から私だけ小田原で下車したんです。

否、学生のなかでは私だけと言った方がいいでしょう。

もう一人下車された方が・・・

そう、ゼミの教授です。

「先生どうされたんですか?」勿論尋ねますよ。

「家が○○(小田急沿線)だから」と先生。

え? 聞いてないよ~!

ゼミの先生ですから話しぐらいしたことありますよ。

でも、人見知り激しい私です。

先生との高い壁はまだ崩れておりません。

なんとか先生と別行動しようとない頭振り絞って考えます。

でも思い浮かびません。

そうこうしているうちに小田急線のホームに着いていました。

ちょうどその時、特急(ロマンスカー)が入線してきたんです。

そうしたら先生は「特急で行くからYouはどうする?」と聞いてきます。

幸運の光が差し込んできました。

すかさず「Meは貧乏学生ですから次の急行で行きます」と答えます。

「料金は出すから町田まで乗ろう」と先生。

「いや~でも悪いですから」と私。

「遠慮するな」と先生。

幸運の光は一瞬でブラックホールに吸い込まれてしまいました。

「貧乏」という言葉が余計だったのでしょうか?

仕方なく?町田まで約40分の先生とのロマンスカーデートの出発です。


柳ちゃんの自由気ままに
(写真はイメージです)


車内では大した話しはしてないですよ。

ゼミで勉強していた韓国経済、経営や北朝鮮のことを話ししていたと思います。

話しをしたと言うより先生が一方的に喋り続けてたと言った方がいいかもしれません。

先生ってしゃべりだすと止まらないんですよ。

あだ名がマシンガン○○でしたからね。

ゼミの授業では課題を90分発表します。

90分なんて持つわけないでしょう。

でもね、先生の口からマシンガンの如く言葉という弾が次々と出てくるのを皆知っていますから、

時間が余ると先生に適当なことを質問するんです。

先生がマシンガンを撃ち始めればこっちのものです。

あとは授業終了の合図を待つだけでしたからね。

マシンガン、面白かったなぁ。


それで、先生のマシンガントークを聞いているうちに町田に到着です。

と、いきたいところでしたが問題発生ですよ。

詳しくは覚えていませんが信号故障か車両故障で町田の手前で停車しちゃったんです。

30分くらい立ち往生していたと思います。

立ち往生の影響で興奮したのか、

いつもよりマシンガントークがヒートアップし始めます。

内容ははっきりいって覚えてませんが、

ものすごい苦痛だったということは認識しています。


町田で降り、後続の急行はラッシュ並みの混雑ぶり。

そして、先生の降りる駅まで満員電車寄り添いデート地獄の始まり・・・


今思えば何故小田原で降りたのでしょうか?

ゼミ生の皆と一緒に帰ればさぞかし楽しかったことでしょう。

乗り換えは面倒だったかもしれないが家にも早く着いたことでしょう。


でもね、小田原で降りなかったら学生時代の先生との素敵?な青春の1ページを刻むことはなかったことでしょう。




うん、これでよかったのです。