さて、姑が施設入所する前は舅が頑張って姑の世話を(怒りながら)焼いていましたが…

いざ姑が入所していなくなると、元々顔を合わせればケンカになる舅と小姑。

舅は突き返されました。
そして、仮住まいの我が家へ…

まじ狭いんだけど。。。

その間他にも色々あり、一気に我が家の人口密度が上がるという驚きの事態。(が、これはまた別のお話)

姑が入所してから、舅もゆるゆるとボケ始めます。


最初は物忘れ

次に何度も同じ事をする。(言う)

どちらも認知症ではない人にもおきる症状ですが、なんか違うんだよね。
同じ様で同じではない。
ん?なんかおかしくない?って感じる。

顔付きが変わってくる。

家のリフォームが終わり家に戻って住み始めると、認知症が加速し始めます。

幻視・幻聴が始まります。

部屋でひとりで誰もいない空間に向かって怒ったりします。

亡くなったおばさん(舅の姉)がいてダメだといってもいうことを聞かない。と怒ったり

近所の亡くなった方(昔一緒に自治会の役員をやったらしい人)が引き出しからお金を持っていこうとしているから警察を呼べ。と騒いだり

家の垣根によじ登って家の中を泥棒がのぞき込んでる。と言ってみたり。家に垣根なんてないのに

なんかね。
亡くなった人のことを言い出したときには…
「まさかお迎えが来たのでは!?」
とみんなが思ったよね。

そして、トイレに閉じこもってやはり何やら怒っている。
どうやら姑に話しかけているらしい。いないけど。
そして、トイレでなくお風呂だと思っているらしい。
便器に手を突っ込んで「早く出てこい!」と怒ってる。

基本 怒ってる。

そのうち服の着方がわからなくなる。
不思議な着方をし出します。

とにかく寝る時間が長くなる。

目の焦点があってないときもある。

結果深夜に起き出して、寝ている私を起こす。
真夜中に部屋をノックされ、ガチャリとドアを開けられるのはなかなか恐怖です。
しかもゆっくり歩くから足音がしないのよ。
ホント怖い!
だんだん慣れていきますが、いきなりなので毎回ビクッ!となりました。

そして、足が弱くなると今度は危険が伴います。
深夜にガタン!!と音がして起こされます。
倒れていたりしますが、本人わかっていません。

あちこちぶつけた痕が…
虐待と間違われませんように…

舅は割りと身体も大きく、昔の人って骨がしっかりしているので重い!
私ひとりではだんだんどうにもならなくなっていく。。。
で、旦那さんを起こすんだけどね。

さすがにだんだん危なくなってきたので、夜は旦那さんが舅の部屋で一緒に寝てくれるようになって深夜に起こされる事はなくなりました。

その間、デイサービス&ショートステイを長く利用させて頂きましたが、そちらでの対応策が難しくなり…
旦那さんもとうとう舅を施設に入所させる決意をしました。

現在入所していますが、今はほとんどの時間を寝て過ごしているそうです。

姑も別の施設で入所生活をしていますが、姑の方がげんきです。

ボケと老化のスピードがまるで違います。


以前、介護施設で働いている友達が
「家族のためにも、本人のためにも施設で見てもらった方がいいよ。施設で働いている人はプロだから家族がみるよりケア出来るから病状の進行具合も緩やかに進んでいくよ。」と言われたのを思い出しました。

個人差はあるのだろうけれど…


つづく