ぽこです。
東京から福島に戻ってすぐ、昨日は1週間ぶりに田村市に拠点を置く保護活動グループ、「にゃんだーガード」のお手伝い。
来るたびにいろいろ進化していて、現在はなんとシャワールームを建設中。
ここは「DASH村」をほうふつとさせる古民家+比較的新しい母屋がセットになった大きな家なのですが、なぜか風呂がありません。
私は毎回日帰りですが、泊まりで来ているボランティアさんたちは周辺の温泉入浴施設に入りに行っています。といっても忙しいときは行けないので、余裕があるときだけ。これからの季節、シャワーだけでもありがたいですね。
▲凶暴犬ぼうぼうの場所にもイラスト入り看板が
さて、昨日はまた餌やり&保護へ。2台の車で前日に仕掛けたという、猫用の捕獲器を回収するのが目的です。
前回と同じく、林道を通って目的地へ。
林道途中の一軒家に居た2匹の犬は、いなくなっていました。
どこかの団体が保護してしまったのでしょうか。
それとも飼い主が連れて行ったのか。
2匹一緒にいられるといいのですが。
食べ物は私たちやどこかの誰かがときどき運んでいたようだし、水は沢水が流れる池があったから、緊急性はなかったのに。
▲林道の一軒家に居た「ヤマ」と「チビ」。手前の「ヤマ」は人懐こくてすぐに寄ってきますが、柴系の「チビ」が警戒心が強くてなかなか近寄ってきませんでした。2匹一緒に飼い主さんのもとにいるといいのですが
ここを通るたびに出迎えてくれた犬たちに会えないのはさみしいですが、どこかで生きているならそれでいいでしょう。
この日は猫の捕獲です。
犬は自分から寄ってきたりするし、わりに保護しやすいのですが、猫はそのままでは捕まらないので、専用の捕獲器を使います。
▲猫用捕獲器。中においしい食べ物を置いておき、板を踏むと入口が閉まる仕組み
前日に仕掛けた捕獲器で2匹の猫を保護。そのほか、当日仕掛けた捕獲器で2匹。そのほか、猫が居た家の中に、ガリガリにやせ細った犬が居ました! ベッドの上にちょこんと乗っていてびっくり。放されていましたが、家の中でじっと家人の帰りを待っていたのでしょう。出入りできるように窓が開いていたので、愛護団体が撒いたフードでなんとか命をつないでいたのだと思います。2ヶ月半も経っているのに、よくぞ生きていてくれました。餌でおびき寄せて外に出たところを保護。よかった。
それにしても、飼い主さーん。置いてきた自分の飼い犬のこと心配じゃないのでしょうか。こうしてまだ頑張って生きているコがいるのだから、「もうダメだろう」、と諦めないで、今からでも保護依頼を出してください。現在もいろんな団体が保護要請を元に動いています。料金もかかりませんし、飼えない状況なら一時預かりや里親を探してくれます。
居場所が特定できれば発見率も高いのですから。今回は偶然に発見できましたが、私は同じ場所を往復4回通っているのにここの家に犬が居たなんて、まったくわかりませんでした。
▲保護時のワン。顔だけ見るとガリガリ具合が分かりませんが…
▲体はこんなにやせ細ってます。アバラ骨が浮き出てますが、足腰はしっかりしているし元気でフードも食べてくれたので、回復するでしょう。
というわけで、活動はまだまだ長期的に続きます。