わたしは生まれが宮城だった事もあり、東日本大震災の後は毎年、お祈りと取材を兼ねて沿岸を訪れています。

被災地が復興するのは良い事だと思いますが、やはりまだまだ時間はかかりそうですね。

厳しい意見を言うと、その現状を見て思うのが
「馬鹿なんじゃないか?」と。
震災を忘れないようにしようとか、風化させないようにしようとか言いますけど、何回同じ事を繰り返すんでしょうか。

ご存知の方も多いと思いますが、あの地では東日本大震災よりも前に大津波があり、多くの被害が出ています。
その被害にあった過去の方々が、また同じ被害を繰り返さないようにと願い、津波が押し寄せた高台の石碑に
「これより下に家を建ててはいけない」
と残し、今でもしっかり残っています。
ですがその願いは裏切られ、東日本大震災においてまた多くの被害が出ました。

そしてまた人々は、震災を忘れてはいけないと口では言いながらまた同じ場所に家を建てていきます。

なのでわたしは毎年
「石碑に刻まれた言葉を知りもしない、守れないこんな馬鹿な人間達ですいません」
と、過去に被害に遭われた方々に謝罪しています。