カピバラパパです。
ほぼ63歳になる双極性障害1型です。
派遣社員です。
さて今日は久しぶりに会社に出勤しました。
先週は木、金とメンタル不調で休んでしまいました。
でも会社に出た方が精神的に良いですね。
今日、人事課から若い、可愛らしい女性が
私を訪ねて来ました。
人事課ということで、私はちょっとビビりました。
このお嬢さんは新入社員で、「咲」さんと言いました。
私はちょっと驚きました。私の次女と同じ名前なのです。
私の次女も「咲」と言います。
会社のお嬢さんの方は「さき」と読みますが、うちの子は「さく」と読みます。
読みは違えど、字は同じなので、運命的なものを感じました。
うちの次女はあまりにも出来が良くて、何も問題のない子です。
なので、ブログ的にはつまらないから、今まで何も言わず、秘密にしていたのです。
このブログは私と長女の話だからです。
さて、このお嬢さんは私に何の用があったのか?
たわいもない話です。
このお嬢さんは来年の休みにはギリシャのサントリーニ島に行きたいそうです。
私が、以前いた会社で私は海外を回っていて、ギリシャにもしばらくいたことを聞いたらしいです。
それで、話を聞きに来たそうです。
サントリーニ島を私は勧めませんでした。
要約すれば、以下のような話をしました。
咲さんに語った口調で書きます。
35年前にギリシャに長期出張していた時があり、エーゲ海の島に毎週末、通っていました。
マケドニア地方のテッサロニキというギリシャ第2の都市に仕事の現場があり、そこから高速船でスキアトス島という島に渡って、ボーっとして過ごしました。
とても素敵な島でした。
さて、サントリーニ島はギリシャで一番人気の島ですね。
きっと素晴らしいのでしょう。
世界中から観光客が訪れます。
一番人気というのは夏や、イースターのハイシーズンには人の混雑、物価の高さ、ホテルの取りにくさ、レストランの入りにくさなどの問題があります。
余計なことかもしれませんが、エーゲ海には6000もの島々が浮かびます。
島はサントリーニだけじゃない。ミコノスもあれば、クレタもあります。
空港のあるアクセスの良い島でスキアトス島のような静かで隠れ家的な穴場のような島がたくさんあると思います。
スキアトスには空港があるので、アテネからの便が多くあると思います。
この島のすごさはビーチの美しさです。
港でさえ、海底の小石の一つ一つが見え、魚の群れが見えました。
スキアトス島のような島を探すのも旅の楽しみではないでしょうか。
もちろん他にもっといっぱい島はあると思いますが、他のギリシャの島々と違って、緑豊かで、自然が豊かです。
日本人や、中国人にも出会いません。
島の中心部は、エーゲ海らしく、白い壁の家と、赤い屋根です。
欠点は、結構大きな島ですが、島内の交通機関がないことです。
私が行っていたのは35年くらい前で、当時の仕事仲間2人(イタリア人)とバイク(スーパーカブ)を借りて、緑の濃い山の中を何やら叫びながらご機嫌で走り回ったものです。
ビーチは美しいのですが、売店食堂の類はありませんから、渡し船に乗ってさらに周辺の無人島に渡ったり、さらに僻地にあるビーチに行くときには、港周辺の市街地の店でパンにチーズや生ハムを挟んだものやら、ワインやら、水を買っていかねばなりませんでした。
もちろん、僻地にもプライベートビーチを持つホテルが点在し、仲間のイタリア人たちは「俺、家族ができたら絶対ここに来よう!」と誓っていました。
ヨーロッパの家族向けには人気の高い島です。
あの当時は、飲み屋やクラブなど夜の遊び場などなくて、静かなものでした。
当時若かった私には、それも欠点ですね。
今は映画「マンマ・ミーア」のロケ地になったので事情は変わっているのかもしれません。
それと、島内にはめったやたらと猫が多かったです。
スキアトス島民はネコに寛容すぎです。
食べ物は、私が高いレストランに行かなかったからかもしれませんが、超シンプルです。
魚介類が中心で、獲れたばかりの小魚をフライにしてレモンをかけて食べるのやら、タコのグリルにレモンをかけて食べる。
そこらじゅうの家で飼っているヤギの乳のチーズを刻んだトマトやキュウリ、玉ねぎの上に置いて食す(イタリアのカプレーゼのギリシャ版)といった素朴な田舎料理でしたが激ウマでした。
ギリシャは遠いし、時間もかかるし、今時は物価も高いだろうから、サントリーニ島だけが島じゃないと思います。じっくり考えて、いろいろ検討して選んでみてはいかがでしょうか?
そういう話をしました。
あとで、咲さんからお礼のメールが来ました。
スキアトス島のお話、とても興味深く聴きました!
35年前のご経験を今でも鮮明に覚えていらっしゃることからも、その時間がとても充実した素晴らしいものだったのだと感じます。
また、サントリーニ島だけでなく、スキアトス島やクレタ島など、ギリシャにはまだまだ多くの魅力的な島々があることを教えていただき、
とても参考になりました。カピバラ様のお話を伺って、サントリーニ島だけではなく、より幅広い視点で考えてみたいと思いました。
猫も魚介類も大好きな私にとってはすごく天国のような場所だと思いました。
いつか訪れる機会があれば、カピバラ様の思い出を重ねながら旅を楽しみたいと思います。
お仕事の合間に、貴重な体験をご共有させていただき本当にありがとうございます。
咲
あとで、新入社員の紹介号の社内報を見たら、咲さんの座右の銘は
「ナンクルナイサー!」でした。
ありがとう咲さん
俺もナンクルナイサーで行くよ




