もうすぐ20歳になる大学生の娘が

久しぶりにあったら

ブラックコーヒーが飲めるようになったんだ

と、ちょっと自慢げに話していた

思い返してみると

私がブラックコーヒーを飲めるようになったのは23歳だった 

中途採用で入社した職場のコーヒーにいつものようにミルクと砂糖を入れてのんだら、それはそれは驚くほどのマズさで

しかたなく、マズいお茶だと思う事にしてブラックに挑戦してみた

ところが、ちっとも苦くなかった

それもそのはず

経費削減のためコーヒーメーカーに

規定量の半分のコーヒー豆しかいれていなかったのだ

その日以来、職場ではアメリカンというかなんというか、なんとも言えないコーヒーを飲むことになり、次第にカフェなどてのむコーヒーもブラックになったのだった

そして今ではブラックコーヒーは毎日の生活に欠かせないものになっている


いつのまにか、ブラックコーヒーが飲めるようになって、わさび入りのお寿司をそのままたべられるようになって、みょうがや青しそなどの香草類を美味しいと言い出した娘

秋になり20歳になったら居酒屋で

どんなお酒が好みなのか

ビール ワイン、焼酎、日本酒

色々一緒に試すのが楽しみだ