童子6月号掲載
はこべ摘むうさぎ当番最後の日
通学すまんさくの脇滑り降り
野焼して仁王立ちなる老農夫
梅見してちよつとどいてと言はれたり
梅咲くや尊攘といふ文字太く
如月真菜選 月童子
鳥帰る風ごんごんと唸らせて
三石童子
梅の2句は3月、水戸の弘道館に行ったときに詠んだものです。
ちょうど前日の大河ドラマで、番組の最後にある紀行コーナーで放送されたせいか、月曜日だというのに、それなりに見学者が来ていました。
右下の「尊攘」の掛け軸、私が思わず
「あ、竹川直人が書いてたやつだ~~~~ 」
と叫んだら、近くに居たおじさまに
「斉昭・・・」
と、穏やかに訂正されました
実際には、斉昭の命で能書家である松延年が書いたそうです。
烈公の冠正し梅の花/正岡子規