雪吊の松を空よりぶら下げて | 葉音ののんびりブログ

葉音ののんびりブログ

平凡な毎日をのんびり更新・・・

ふらんす堂通信159号 花実集掲載
髙田正子先生選 特選
 
髙田先生の句評
雪吊りの作業を、というより、仕上がった雪吊りを冬のオーナメントのように見ている句だと思いました。「ぶら下げる」というぶっきらぼうな表現が生き生きとしています。
 
写真は、兼六園の唐崎松の雪吊です。
髙田先生、ありがとうございました。
 
5句投句中、3句掲載の残り2句です。
白息の長さを競ひ歩く子ら
お隣の猫けふは来ぬ初時雨
 
12月の横浜句会で、岸本尚毅先生に秀逸をいただいた句の句評も掲載されていましたので、記録しておきます。
学校へ来ぬ子迎へに行く小春
登校拒否で自宅に引き籠っている子供。その様子を確かめ、投稿を促すため学校の先生がその子の家を訪問するという場面を想像した。「小春」とあるので、明るく、あたたかい晴天を想像する。傷つき易い子供の心に、小春の日ざしが切ない。
 

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村