句友(って言っちゃっていいのか???)の悠人さんが開催されているblog句会「悠々自適」の2月句会に参加させていただきました。
私の句の結果です。(選んでくださった方のお名前)
湯屋に舞ふ女形(おやま)の手指朧かな(みなみさん)
先日、始めて大衆演劇なるものを見てきました。
地元の温泉センターで、1か月ごとに劇団を交代して行っているんですね
第1部がちょっとコミカルタッチの演劇なんですが、座長と花形以外は???な演技力で・・・
正直どうなの・・・という感じだったんですが、第2部が凄かった
一人一人交代で舞うんですが、踊りの出来不出来より、自分をいかに美しく、色っぽく見せるかに、ものすご~~く重点を置いているようでした
観客は30人ほどだったんですけど、おばちゃんたちが後から後から万札を襟元に付けにくる
その日一晩で10万円以上使っていたおばちゃんもいました
いやあ、世の中にはいろいろなお金の使い方があるもんです
冬耕の農夫と赤きポルシェかな(さるぼぼさん)
作り過ぎ・・・と思われるかもしれませんが、ほとんど実景なんです
電車の中から見た景で、冬の畑?田?に真っ赤な超カッコいい車が止まっていて、傍にそれほど若くも見えない(遠景ではありますが・・・)おじさんが立っていました。
何も色の無い冬田に、その赤い車がすご~く鮮やかに見えたのです。
スポーツカータイプの車でしたが、車の名前に疎い私には山口百恵の「真っ赤なポルシェ」のフレーズしか思い浮かびませんでした
初めは「冬田に赤きポルシェかな」と七・五を考えたのですが、どうしても上五が思いつかなくて・・・・
うちの方の農家さんたちも、結構いい車乗り回してる人いるし~~
と思って、上記の句にしました。
十畝の間螺鈿眩しき余寒かな(マミーエリさん・みなみさん)
十畝の間についてはこちら
固有名詞の使用については、一般的でないものは良くないということもよくわかっていたのですが、あの十畝の間の美しさを見たら、どうしても詠みたくなってしまったのです。
実は、この句は目黒雅叙園の百段雛祭りに吟行に行った際
十畝の間螺鈿の冴ゆる欄間かな
と詠んで0点だったものです
自分では推敲したつもりでしたが、今となっては、原句の方が螺鈿の美しさを表現できていたかもしれません
この句については、マミーエリさんが写真も載せて、詳しく感想を書いてくださっています。
良かったら、ご覧になってください マミーエリさんのブログ
長くなりました。私の選句については、次回の記事で・・・・