昨年度末に、草の花ネット句会の結果が出ていました。 こちら
廃屋となりたる旅館山眠る/1点
☆ここが本当に廃屋かどうかは、わかりません。あくまでもイメージです。
空五倍子の冬田にごろり藁ロール/1点
ただ単に、空五倍子という言葉を使いたくて詠んだ句
兼題の部「枇杷の花」は、没でした
3句投句して、2点。
今日の学習ノート(鈴木五鈴先生)
添削(ランクアップのために)
俳句は僅か十七音の季節の詩です。季節のあれこれと作者がどのような関わりを持って暮らしているのかを詩情豊かに詠んで欲しいと思います。そのためには焦点を絞ることで、季語をいかに働かせるかがポイントになります。
季語が刺身の妻のようでは感動は伝えられませんね。今回の添削はかなり上級者向けかもしれません。挑戦してみてくださるよう願います。
・大津絵や門前町の枇杷の花 → 大津絵の門前町や枇杷の花
・ホスピスの父の背丸し枇杷の花 → ホスピスの父の背中や枇杷の花
・冬の蠅畳に届く日差しかな → 冬の蠅畳に日差し届きをり
☆詳細は、リンク先をご覧ください。
季語を句の中心に置く。
そのために「切れ字」を効果的に使うということが重要なのだと思います。
で、空五倍子の句を推敲してみました。
藁ロールごろり転がる冬田かな
使いたかった空五倍子が消えてしまった