ぽこた、心室中隔欠損症、ダウン症、そして1964gの未熟児でした。




NICU室に2か月入院していたぽこた。


私にできるのは、おっぱいを手で搾り母乳パックに入れて届けることでした。


心臓に穴が開いていたので、お腹が減ってもたくさんの量を飲ませることはできません。


1回に飲める量は、3ミリリットル。


1日、24ミリリットル。


これ以上飲むと、心臓に負担がかかりチアノーゼがでてしまいます。


お腹が減って、泣くぽこた。

泣くと、チアノーゼがでてしまうので病院で用意してくれたおしゃぶりを口にくわえていました。

(もちろん、後日請求がきました)



大きく産んであげられなくて

心臓に穴も開いていて


知的障害があるダウン症


ここでぽこた、ごめんね。


ではなく・・・・・



病院で、いっそうのこと旅立ってくれたら・・・・・


と、母親とは思えない恐ろしいことを私は、考えていました。



実はそのことを、看護師さんには話しました。



看護師さんは



「そのお気持ちをここで全部、はきだしてください。家にぽこたくんを連れて帰る前に。私たちがお母さんの気持ちを支えていきます。お母さんの今の気持ちは、決しておかしなことではありません」


と、言ってくれました。

私は、看護師さんにとても支えてもらいました。



誰しも、障害児が産まれすぐに受けいれられる訳ではありません。


私は、受けいれるまで時間はかかった方だと思います。

完全に受けいれるまで、軽く1年はかかりました。


今のようにSNSもありません。

手当たり次第に買い集めた参考書からの情報で、頭でっかちになっていきました。