高校生の頃、本は新しいもの。古本なんて、ダメヨ~ダメ、ダメ、という態度だった私。それを話したら日本史の先生がそれじゃ、大学で歴史や文学なんて学べないよ!と言われました。
確かに、大学に進学してみると、講義のテキストがすでに絶版で神田界隈で本を探すこともよくあり、古本でなければならない状況がしばしばありました。その頃から、古本アレルギーはだんだん克服されてきました。
そして、次第に古本の魅力というものがわかってくるように。
古本の魅力の一つに、以前の持ち主の書き込み、というのがあります。
先日、父から一冊の本をもらいました。
和ハーブに関する、いろいろ役にたつ情報がたくさん載っています。(柿の項には、柿渋を飲用すると書いてありました。)
父は、真剣に読んでいたらしく、マーカーがひいてあったりとなかなか興味深かったです。
今回は父からでしたので、持ち主がわかっていますが、これがわかっていないと、もしかしたら、ロマンスグレーのおじさまが読んでいたのかしら?とかいろいろ、本とは関係のない妄想も抱けるので、古本は楽しいです。
読書の秋です。本を手にとってみませんか?