9月は雨の幕開けとなりました。
昔話に姥捨て山というお話があります。年寄りはいろいろな知恵を持っているので粗末に扱ってはいけないという戒めがこもったお話しです。
関東大震災が起こった時、私の祖父は仕事で、被災者の救助にあたっていました。そのことを祖父が亡くなった後に本で知りました。
私は、祖父が怖くて、そばに近寄ったこともありません。ですから、当然、いろいろな話を聞くこともありませんでした。
そして、私が小学生だった時に祖父は亡くなりましたから、もう震災のことなど聞くことはできません。
年寄りの話は長くて、同じことばかりで、聞くのがおっくうということも多いですが、生きる助けになる知恵を授けてくれるのもお年寄りです。
もうすぐ、敬老の日もやってきます。お年寄りに耳を傾けてみませんか?