昨日は、滝野の森クラブ活動。
滝野すずらん丘陵公園は現在、ホワイトシーズン(冬季)と、グリーンシーズン(春夏秋)の狭間で休園中ですので、エルプラザにて行われたエコ育というイベントに出張参加。
『森の素材で笛を作ろう』というブースで笹の1本笛作成のお手伝いを森クラブメンバーの一員として活動してきました
森クラブの他にも消費者協会さんやボーイスカウト、ガールスカウトなど各種団体がゲームや体験を通じてエコ提案の楽しいイベント。
昨日の朝はポカポカ春陽気だったのにイベントが始まった辺りからドンドン気温が下がって、外出を躊躇するような低気温。加えて市内の小学校では参観日だったそうな土曜日で、先輩たちに伺うと例年から見るとご来場者数が大幅に少なかったそうです。
でも、来てくれた子はみんな満足して作ってくれて、できたてのmy笛で一生懸命、音出し練習をしている姿が可愛かった
とあるスースーの音しか出せていない女の子がいて、周りの先輩たちが正しい指導法で「笛をこう持ってごらん」とか。「この角度で」とか教えてくれていたのを真剣に聞いても音が出ず(大人でも音が出せない人もいるので、案外コツを掴むのが難しいです)、何度練習しても上手くいかないのにキレて(?・笑)「いいんだもん。私、風の音が好きなんだもん」っとスネちゃって。
か、可愛い
いやー、わかるわー、その気持ち。
そして素晴らしい感性をお持ちのお子さんだわ。
スースーの音を「風の音」とするっと表現しちゃえるなんて。
えこひいきは良くないと思いつつ。
こう言ったタイプの女の子が大好きな私。
ついつい肩入れして「正しいやり方じゃなくても笛の持ち方を色々変えたり、息の強さも変えたりして遊んでごらん。色んな風の音がするよ。自分の一番好きな風の音を探すのも楽しいよー」
と、邪道のアドバイス。
音楽の専門教育を受けて挫折した身の私からすれば、音楽は「音を楽しんで」こそ!
正調音階だけが音楽じゃなく「風の音」もまた音楽の一つと言うことを無意識で掴んでいた、あの子には「皆んなみたいな音が出ないから”出来が悪い”」とは思い込んで欲しくない。
立派に一つの音を出しているんだから、嫌いにならないで、そこから色々な音を探し出して欲しい。
そんな想いで。
スーの風の時には滝野の森PRで貼ってあったシラネアオイの写真を指差してこの「お花の上をフって撫でる風みたいだねー」とか。
頑張ってフ・フーという風の音が出た時には針葉樹の森写真を指して「今の風で、この木が揺れたよ!」とか言って遊んじゃったり
お迎えに来たご両親と他のブースへ去って行く時も笛をスースー手放さない姿を見送りつつホッコリニンマリ
そうして、暫くして。
全ブースの体験を終えたらしいご一家が帰る際にまた立ち寄ってくれて。
嬉しそうに、低確率ながらも「ファ」の音が出せるようになったのを披露してくれて!
子供の成長力に目を見張ると共に「好きこそ物の上手」ということを逆に教えて貰った時間でした。
小学生に教えられる私…まだまだですね
参加できて素敵&楽しい時間でした。
この後、私はイベント掛け持ちで別の場所にてお勉強。
実習を伴うお勉強だったのですが。
お皿をひっくり返すわ、物を落としまくるわで「私ってこんなに不器用だった?!」とトホホ気分で泣きが入ったのです
でも、エコ育で出会った女の子の姿を思い出し「諦めるな、私! できなければ、出来るまで練習すればいいじゃない」と気合いが入って。
あの女の子は私にとって天使な出会いだったなぁーと救われました。
これから挫折する度に、あの天使ちゃん(女の子)の姿が脳裏に浮かぶでしょう