亡き愛猫の更紗。
食の嗜好は飼い主に似るのか?!
肉食系の猫のくせに肉嫌いでした。
私ほど重症ではないので
鳥のササミくらいは食べましたが、明らかに食が進まない。
栄養バランス重視のカリカリで文句の言わない子だったので飼い主としては楽だっったですけどね。
家に来たばかりの頃は、早く仲良くなりたくてオヤツのジャーキーとか
クリスマスにはモンプチゴールドのターキーとか。
色々与えたのに、匂いを嗅いで手を付けない姿を見て
「ご同類!!」
「さすが我が娘!(猫だけど)」
と嬉しくなったのが昨日の事のように思い出されます。
そんな、同じ食嗜好の更紗なのでシーフードなら行けるだろうと、色々与えたけれど。
オヤツとしてはカツオ節がヒット。
これは「おかわり〜」と言うのが可愛くて
ついつい椀子そばみたいに、食べ終えるそばから追加してしまったり
煮干しもそこそこ好評。
そうして。
猫の腎臓には悪い筈なので健康のためにはあんまり与えたくなかった「ホタテ貝柱の燻製」
これが更紗のハートを射抜いた唯一の食べ物。
ホタテ貝柱の燻製の為なら絶対しない盗み食いもするし、戸棚に登りもする。
(理性のあるときは彼女の矜持として、こういった”猫らしさ”は自ら封印していた)
飼い主 兼 母としては人間臭い更紗も、猫らしい更紗も、どっちも可愛かったんですけどね。
理性なくした時しか猫っぽいところを見せてもらえなかったなぁー。
たまに飼い主のお財布事情で安いホタテの貝柱しか買えなくて
塩分が(人間の体でも過多)心配で隠していても。
どういうわけか見つけ出して食べている。
(よっぽど重い扉や引き戸じゃない限り開けられる&家電も使いこなす頭の良さだったので朝飯前)
好きなものも、苦手な物も一緒だった更紗。
人間でも、あんなに「分かり合える」相棒にはこれまでも、これからも逢えないと思っています。