毎年、松の内終盤に行う七福神参りを終えて、私の「年運の入れ替え」が完了します。

今年も行って参りました。

 

石狩、江別、札幌市内にある、真言宗のお寺巡り。

七福神の御宝印を頂きに。

この七福神めぐりは御朱印ではなく専用の御宝(本当は旧字体の寶)印帳がありまして。

持っていない人は初回に購入してからのスタートになります。

 

個人で回っても良い(というか私も初回は個人でまわったし、自家用車でスイスイ行く方も多いです)のですが。

お正月に限りツアーも出ており、2年目からツアーにお世話になっています。

バスツアーは近畿日本ツーリストさんとクラブツーリズムさんから出ていますが、この2社は同じ近鉄グループなのでどちらから申し込んでも同料金、同時出発、人数によっては同じバスに混在なんていう事もあるのでどちらから申し込んでも大差ありませんでした。

実際、私も通常は他のツアー(ガーデン系)との兼ね合いでクラブツーリズムさんを利用していますが、七福神めぐりの予約に出遅れた年は近畿さんから申し込んで滑り込む事が出来た事もありました。

 

そう。

この七福神めぐりのツアー。

毎年結構な人気で予約の激選区なのです。

 

今年は1月3日、6日、7日と開催され

3日=140名弱

6日=46名(←私が参加したのはココ。お陰様でユックリ&サクサク回れました)

7日=90名強

 

という団体様だったそうです。

 

初詣ツアーの良い所は、縁起物付きの福笹(写真・右)が頂けること。

 

これを1年間、部屋の目線より高い所に飾ります。

旧年のものはどんど焼きに。

 

 

さて、2012年から地道に毎年積み上げて来た御宝印の数が。

2018.1.6で7回目のコンプリートっ爆  笑

 

バスツアーが始まって直ぐにガイドさんが

「今回初めて参加される方ー」

(結構いらっしゃいました)

 

「2回目の方」

「3回目…」

「4回目」

「5回目」

だんだん少なくなって来ながらも、複数人いらっしゃって

「6回目…」

4〜5人挙手されて「おお〜、来年、満願成就ですねー、すごいすごい」

と羨望されつつ。

「7回目の方ー」

毎年3〜5人くらいいらっしゃったので、私も張り切って「はいっ!パー照れ」と手をあげたら、なんと今回は私一人。

 

一人だけだったので「すごーい」と必要以上に羨望の眼差しを向けられ。

なぜか車内で拍手が起こってなんだか誕生日を祝ってもらってるみたいなくすぐったい気分びっくり

「7回目の方は最後にミニ袈裟の授与式がありますから楽しみにしていて下さいねーOKお母さんカラオケ

と言われ。

スタートから「今日の一番慣れてる人」認定の注目に、変なおっちょこちょいが出来ないなーっと身が引き締まっての参加となりました。

 

七福神は札幌近郊の真言宗のお寺で般若心経と御真言を唱えながらご挨拶して廻ります。

総本山、高野山の妙薬『陀羅尼助(だらにすけ・製品名は陀羅尼錠)』を御守り等と一緒に扱っているお寺もありまして。

陀羅尼助は和漢薬の元祖とも言える民間薬、生薬製剤。

今年はこの方面の勉強をするので、記念に一つ…お大師様のご利益にあやかって…なんて都合の良いことを考えると、人生はそんなに甘くないのです。

 

大箱しかなくて。

陀羅尼助の適用は、主に胃腸系を始めとした消化器不調。

残念ながら(?)というか幸い、ここ数年、私の消化器系は絶好調。

お薬買っても飲む事が無いなー。

記念買い、サンプル買い(学習資料)としてなら小箱で良いんだけどなー。

という事で。

今回の購入はお見送り。

…したところが、翌日に来月関西(本場やん!←調子に乗って怪しい関西弁)へ行く事が決定したので、お膝元で(流石に高野山は寄れるスケジュールではありませんが)選んでこようと思います。

回り道したと思ったら速攻で正道を与えてくれるお大師様パワー半端ない…これが満願成就の年の勢いかぁ…びっくり

 

ちなみに陀羅尼助の主原料はキハダ(生薬名:黄柏・オウバク)。

(他は製品によって配合が変わるようですが、高野山のは龍旦(リンドウの根茎)、青木から製剤されているようです)

あー、そりゃ胃腸系に効く訳だ。

二日酔いにも絶大な威力を発揮すると思いますよ、多分。

知り合いに複数名、二日酔いが酷かったから、森のキハダを削って噛んだら速攻治った(←でも、かなり苦いガーン)という証言する人がいましたもん。

(野生的なセルフケアネコぷぷぷ でも、こういった話・活用法こそが大好きで私の目指す師匠の姿なんですよねーラブ

 

私もキハダさんから身を削って噛ませてもらった事がありますが、毛穴が開く苦さです。

この「苦味」も健胃作用と連動と思えば「なるほど」なんですよねーおねがい

すごいぞキハダさん。

あの真っ黄色で染色もした事がありますが、ウコンに負けず劣らず、ありがたい黄色(東南アジア寺院の僧衣の色)の染まり具合も私的にキハダさんラブラブな部分です。そうして、あのコルク質の幹もなんだか抱きついてツンツンしたくなる肌触りなんですよねーラブ←ちょっと変態?!

 

↑キハダさんって、こんな樹木。

 

民間薬の胃腸系お薬といえば、私も子供の頃にお世話になったラッパのマークの正露丸パンパカパンパン

ふと思いついて調べてみたら、あの主原料もキハダさんでした。

 

なるほど、あの箱やラベルの黄色はキハダさん由縁のものだったのねびっくり

どう考えても一目瞭然。

キハダさんの色じゃないかー。

 

真実を知ったら、こんなに明瞭な事も、今まで何も思う事なくここまで来たのー!っと自分の無神経さに唖然。

これから胃腸薬でパッケージに黄色が使われていたら「キハダさん(ベルベリン含有)チェック」してみようと思います。

最近ドラッグストアの棚の前にしゃがみ込んで長時間パッケージを読んでいる怪しい私←その内通報されるかも〜笑い泣き

医薬品のパッケージって読み出すと面白いのよニヤリ

 

キハダは北海道にも古くから自生していたので、アイヌの方々も活用していたようです。

アイヌ語ではシケレペニとかシコロとか呼ばれていたそう。

実をラタシケプ(汁物)に入れたりイオマンテ(儀式)にも使って生活に欠かせない樹木の一つだった事が伺えます。

 

よーく見て探すとキハダさんは札幌市内のアチコチにも黙々と(木だけにオイ。)立っておられます爆  笑

滝野の森でも会えますよーラブ

 

あれ?

七福神の話からキハダさんの話に主客転倒びっくり

話を元に戻します。

と思ったけれど、長くなりすぎたのでパート2にバトンタッチ。

一度、締めますペコリ