鰹節、どんな料理にかける?

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冷奴。
私の冷奴は長ネギ&鰹節たっぷり&卸し生姜を少々がベストです。
 
鰹節というと忘れられない思い出が1つ。
 
愛猫・更紗の大好物(1位:帆立の干物、2位:鰹節、3位:煮干し)で。
 
更紗は私の食事の時は、大抵一緒に食卓を囲んでおり、でも絶対に食事がのっているテーブルには乗っかったりつまみ食いをしたりすることの無かった子で(躾けたというよりも彼女の矜持らしく、むしろ食べ終わった後、すぐに片付けないと私の方が”だらしがない”と躾けられていた)。
 
ある日。
長葱を切らして鰹節だけたっぷり載せた冷奴を先にテーブルに上げて他のおかずの調理をしていた所。
「わー、鰹節だー。欲しいなー。頂戴ラブ
と、足元にやってきて可愛くおねだりをされたのですが、ちょっと手が離せなくて
「ご飯の準備が終わって(私が)食べるときにお裾分けするから、ちょっと待ってて」
と。オアズケをしてしまったら。
 
解ったと言いながらも冷や奴の上の鰹節が気になってしょうがない様子。
いつになくソワソワしているので横目で見ていると。
 
自分で「人間の食事の載ったテーブルに上がるのは野蛮」と決めていたので登りはしないど、でも目の前の鰹節が気になってテーブルに前足をかけ、手を伸ばして冷奴のお皿を引き寄せようとしていたので
「更ちゃん、盗み食いをするのは浅ましいって自分で決めてたでしょ?」っと諌めると。
バツが悪そうにぴゅっと手を引っ込めつつ。
でも未練タップリにテーブルに前足をかけたまま鰹節を見ていて。
 
ついにグイッっと身を乗り出したので
「おお!”飼い主を躾ける猫”と呼ばれる更紗も、とうとう誘惑に負ける瞬間が?!」
(品行方正な更紗の堕落の瞬間が見れる?! と悪魔的にワクワクしていた私)
こっそりキッチンから見守っていたら(家政婦は見たの体勢)。
 
鰹節に「ふん!」と鼻息(?)を吹きかけて飛ばし、テーブルの上に散った鰹節をチョイチョイっと前足で落としてパクっと。
 
「拾い食いはしても他人のものを盗みはしない」
という姫っぷりに、さすが更ちゃんラブ と惚れ直す飼い主。
 
猫が鼻息で鰹節を飛ばせるというのも知って感動。
 
感動と「敵わないなー」という気持ちと、可愛さにキューンときて「後で」のお約束を破棄して、調理の手を止め、更紗のご飯皿にタップリの鰹節を入れてあげた私でした。
 
その後も、焼き魚や冷奴など調理の途中でテーブルに出しっぱなしのまま、コンビニ外出したり宅配受取対応したり目を離すことがあっても、更紗が亡くなるまで私の食事を荒らされたことは1度もありませんでした。
(むしろ食事出しっぱなしで外出というのを爪を立てて怒られた)
 
このズボラな飼い主の元で生活しながら、何であんなに賢くて上品なお姫様に育ったのか、今でも不思議。