「銀のしずく降る降る」のアイヌ新謡集を再読してから、もっと知里幸恵さんの事が知りたいなーと思い、購入した本です。

 

多くの人に判り易く読みやすい文体の配慮がされているので、読書家な子でしたら、小学5〜6年くらいから読めるのではないかと思います。

 

といっても、大人が読んでも「読みやすい」「判り易い」「知的好奇心が満たされる」

 

私も幸恵さんも、同じ北海道、同じ登別という土地で生まれ育った者なのに。

時代はこんなに遠くに来たんだなぁ〜という感慨もありました。

 

改めて、この150年の歴史って大きな変動の中にあったんですね。

 

維新があって、蝦夷地が北海道になり、戦争があって、経済格差と差別の中で日本人として、日本古来の民族としての尊厳を訴え、そうして天変地異を危ぶむ現在に。

 

今一度「北海道の暮らし方」を地球規模の視点から見直す時期に私達はいるのかもしれませんね。