ほぼ1年前、生まれて初めてウコン染めを体験してから植物と染色という領域にとっても興味を持ちまして。
ここ半年程、月1ペースで工房へ通って染色を習っていました。
今月はね。
4月はね。
やっぱり桜しかないでしょう!
っと。
薫製用の(ホームセンターで売っている)桜チップを使って染めてみました。
チップ使用だし。
媒染の調整もあるし。
桜だからといって綺麗なピンクは出ないものとして作業を進めて行ったのですが。
半年目の奇蹟?!
納得の桜色に染め上がって、先生と「いままでで最高傑作!絞りも上手く行って春霞のイメージピッタリに染め上がった!わーい!!」
と手を取り合って喜びました。
春霞というか夜桜の花明りというか。
満開の桜で風景が”もやっとピンク”感を出したかったんですよねー。
染色って工程が全て終わって乾燥(アイロン掛け)するまで色やムラの加減の想像が難しいですが、当初狙った以上の仕上がりに、本当に嬉しいです。
媒染は灰汁媒染にハマっているので、ストールは灰汁媒染で処理したのも正解だったみたいで、上手い具合に赤みがピンクの桜色となって留まってくれました。
色見本の資料として、同じ素材(ガーゼハンカチを大量購入してあります)で、媒染液を変えて比較研究しています。
今回は左から順に、鉄媒染、アルミ媒染、灰汁媒染。
鉄は黒っぽい感じに、アルミは明るく黄色味が強い感じに、灰汁はアルミに似ているけれど微妙に赤味が強い感じに出ると言う事が、回数を重ねて解って来ました。
後ろにチラッと写っているタオルハンカチも私の色見本用。
同じコットン素材でもガーゼとタオルと織が変わると染め上がりも変わる・・・実験中。
タオルの方がシッカリ色が入って好きなのだけど、タオル地のハンカチは値段が高くて数が買えないんです
誰かプレゼントしてくれないかしら・・・。