今週末はイベントを堪能して浮かれていたように前回&前々回のブログ記事で受け取られると思いますが。
その実。
キツネにつままれたような…といいますか、白昼夢のような「え?何で?」と歯車が噛み合ない気分の土曜日を過ごしていたのでした。
えこりん村の「バラ香る朝のロマンティックツアー」の申込は、当初土曜日に入れていました。
8:00ー10:00を恵庭で過ごし、移動+昼食を挟んで13:00ー15:00を某ホテルのホールでのビューティーセミナー出席というハードスケジュールの予定だったのです。
土曜日は。
夜には雨の予報でしたが、早朝は時々晴れ間ものぞいていたので傘は持たずにJR駅へ。
バラ祭りにちなんで、バラ柄のチュニック+帽子+ストール。
ピアスもバラ。
JRの発車時刻ギリギリに家を出てしまったので、途中少し走って。
走った時にショルダーバッグの肩ひもがストールを引っ張ったのだと思いますが、何だか首を絞められているような気分になり(走って暑さも感じていたので)ストールを外してショルダーのポケットに押し込んで駅へ急ぎました。
改札口が見えて来た所でICカードを取り出そうとショルダーのポケットに手を入れると。。。あれ? 押し込んだはずのストールが無い。。。
落とした?!
引き返せばどこかにあるかも。。。
でも。
戻っていたらJRに乗り遅れる→ツアーの集合に遅れる。
「ストールは諦めよう」
心を決めて電車に乗り込みました。
普段は落とし物、無くし物をしない方ですし、シッカリポケットに押し込んだ記憶があるので「落とした」事が信じられず、「何だか変な日だな」とこの時点で思ったんですよね。
恵庭駅に到着したら、駅前から専用の無料送迎バスが出ています。
一年振りに訪れたら駅周辺が新しくなっていて、バス停の場所も変わっていましたが、スムーズに辿り着く事が出来て余裕をもってバスを待つ事が出来ました。
7時30分発のバスを待っていると、5分前に来てくれて。
「始発だし、第一便だし、早目に乗せてくれるのね♪」とウキウキ乗車。
あとはバス任せ…と安心して乗っていたら…記憶より乗車時間が長い。
景色も微妙に違う気がする。。。と思っていた矢先。
バスが辿り着いたのは某大手製菓会社の工場。
職員送迎用のバスだったのです。
乗車したバス亭の時刻表には、えこりん村への分しか書かれていなかったので、そのバス停(4つ並んでいるうちの1番端)は、えこりん村専用の乗降口だと思っていました。
間違えてから調べたところ、民間の送迎バスが共同で使うバス停の様です。
地元の人なら「あたりまえ」の事かもしれませんが、事情を知らなければ他にも同じ間違いをする人はいると思います!!
皆さん、気をつけて下さいね~。
とはいえ、えこりん村のバスはアルパカの写真が付いているという事を私も知っていて。
間違え乗車してしまったバスに製菓会社の名前が入っているのも見ていたのですよね。
普段なら運転手さんに「これって(目的地)に行きますよね?」と確認してから乗る私なのですが「車体広告ってあるしね。札幌市の地下鉄や市電だって清涼飲料水の会社の名前や商品貼ってあってもその会社に行く訳じゃないし、協賛会社の名前入れるのも良くあるし」と妙な自己暗示にかかってしまっていたんです。
あわてて運転手さんに事情を話した所「とりあえず恵庭駅まで戻してあげる」とご好意で駅には戻れました。
(この恩はこの会社のパンやお菓子を買って報います!ブログでは拡散できませんが口コミで宣伝もします!)
こうなればタクシーを捕まえて飛ばしてもらえば間に合うかもと考え、駅前ロータリーに駐車しているタクシーを見つけて近寄った処、一足違いでお客さんを乗せていたらしく、そのまま走り去ってしまい。
「どうしよう」と思っていた時にもう1台来たタクシーを見つけて、走りよったら、スルーされてその車も走り去ってしまい。。。その時点でツアー出発の8時オーバー。
慌てて「えこりん村連絡先」の番号にTELしましたが「9時30分の営業開始後に改めて電話するように」との自動応答。
3度に渡って「行くな」と言われているような、信じられないミスの連続。
どのみちツアー予約をすっぽかした形になってしまったので、1時間後の専用バスを待つ意味も無くなり、泣く泣く一旦家に戻る事に決めました。
自宅最寄駅で下車しトボトボと家に向かって歩いていると、高架の外階段の脇に見慣れた白地に赤い花の布。
そう、1時間前に私が落として「諦めた」ストールが。
まるで「今、落としました」という風情でふんわりと(誰に踏まれるでもなく、高架の風の強い場所なのに路上に吹き落とされるでもなく、風に引きずられて汚れるでもなく)回収できたのでした。
この時点で「やっぱり無理して行かなくて正解」と思いましたが、でも往復のJR代、千円以上を無駄にしたというのは、貧乏人の私にとって、諦め切れない大誤算。
家に帰って、思わぬ空き時間に放り出していた家事をしつつ9:30を待って。
オンタイムでえこりん村へツアー不参加のお詫びの電話をしました。
対応して下さった方もとても優しい方で。私の謝罪をすんなり受け流して下さっただけではなく「もし明日来れるなら、再予約を承りましょうか?」とまで言って下さって!
勢い込んで「お願いしますっ!! どうしてもロマンティックツアー参加したかったんですっ!!」と頼みこみました。
無くした(手放した)はずのストールは戻ってきたし。
すっぽかしになったツアーも再申込できたし。
JR代はもったいなかったけれど、午後のセミナーまで家事が出来たし余裕を持ってセミナー会場へ行けるし、アンラッキーはプラスマイナスゼロかな。。。
と思っていたら。
突然、雨が降り出して。みるみる暴風雨。
家を出る前から激しく降っていたので、着替えて撥水素材の服+傘で出かけました。
セミナー受講後ホテルを出ると暴風雨を通り越してスコール状態。
朝のツアーに参加していたら傘を持っていなかったから、ぬれねずみで帰る羽目になっていたのか…コンビニでビニール傘を調達するにしても、ちょっと歩くから結局びしょ濡れだったろうな…風邪をひいていたかも。。。と思ったら「今日は朝のミスがあって良かったんだ」という気持ちに。
ラッキーとアンラッキーの帳尻があって安心したので。
セミナー後はドニチカ切符で地下鉄乗り放題だし雨の影響のない街中地下街でウィンドウショッピング。
歩いていたら、企業PR商品で北欧デザインっぽいエコバッグと伯方の塩を貰ってしまって。「ちょっとラッキーが戻ってきたかな?」。
その後、本屋さんでとてもツボにハマる絵本を見つけてシリーズ4冊一気に購入してホクホクと家に戻りました。
翌日、改めて再チャレンジでえこりん村へ行く事になったのですが、前日のミスを踏まえて、今度は難なく目的の銀河庭園に到着。
ツアーの同行者も多すぎず少なすぎず良い感じ&雰囲気で参加でき、事前情報では拾えていなかった「バラの蒸留実演」に出会う事が出来て(土曜日に行っていたら蒸留はやってなかった)「結局、こうなる運命だったのね」とバラに囲まれた妖精さんに出会って納得しました。
この妖精さん、凄く気に入ったので、プロフィール画像も暫くこれを使おうと思います♪