有事から○年目とか。
思いおこして反省したり。
痛みを分かち合ったり。
お見舞いしたり。
大事な事です。
でも。
私には「それ」はできません。
大勢が非日常を共有したから「有事」?
数秒毎に誰かしら亡くなっている現実があるのに。
人知れず悲惨な最期を遂げている人が今この瞬間もいるかもしれないのに。
その現実は「関係者じゃないから有事ではない」と思える?
「知らない」
それだけで、その個人の出来事は置き去り?
あるいは
「まだ痛みの途中」
「思い出させないで欲しい」
そんな人もいるかもしれない。
そう考えると。
自分に対して「いつでも誰かを思って祈る」か「等しく心を砕けずごめんなさい」と平常運行で過ごすか。。。どちらかの心を求めてしまうのです。
そうして選ぶのは「ごめんなさい」と静かに平常運行。
というわけで。
この記事はあえて11日が過ぎてから書いています。
タイトルの「奇蹟の一本松」
震災当時はニュースやワイドショーでかなり取り上げられましたので一般認知度も少なからずありましたが、最近は私の周囲で覚えている人も減りました。
ぜひ「奇蹟の一本松」で検索してみて下さい。色々な面で考え続けなければならない事を教えてくれます。
そうして。
TUNAMIという名前の弦楽器が存在するのをご存知でしょうか?
弦楽器が音を出す要となる部品に魂柱(こんちゅう)というものがあります。
これが正しくセットされていなければ、いくら素晴らしい楽器でも音が出ません。
TUNAMI VIOLINの魂柱には「奇蹟の一本松」の木片が使われています。
だからでしょうか。
通常、弦楽器は楽器として成熟するまで経年(弾き手が育てる)が必要です。私は制作後1年の状態の音をライブで聴いていますが、まるで50年100年経過した楽器に近い、深い響きを持っていました。
まさに奇蹟の一本松が産んだ奇蹟のバイオリンです。
TUNAMI銘の楽器はバイオリンだけじゃなくビオラ、チェロも制作されています。
これらは全国、世界中の演奏家にリレーされて各地を巡っています。
機会があれば、是非この音色を聴いてみて下さい。
そうして。
秋になりますが、「環境と五感」というテーマでお話をする機会を頂けそうです。
まだ打合せ段階なので周知はできませんが、このタイミングで頂いたお話なので是非、陸前高田の松とバイオリンのお話をさせて頂きたいと提案中です。
企画が決まりましたら広報などにも載るかと思いますが、改めてこの場でもお知らせさせて頂きます。
私物の楽器を例に。
構造と「植物を抱きしめてる感覚」の演奏姿勢も示しつつ、希望者にはセミナー終了後、木の振動が音波となって鎖骨から体に共鳴する感覚も音出し体験してもらえたら...と思っています。
思いおこして反省したり。
痛みを分かち合ったり。
お見舞いしたり。
大事な事です。
でも。
私には「それ」はできません。
大勢が非日常を共有したから「有事」?
数秒毎に誰かしら亡くなっている現実があるのに。
人知れず悲惨な最期を遂げている人が今この瞬間もいるかもしれないのに。
その現実は「関係者じゃないから有事ではない」と思える?
「知らない」
それだけで、その個人の出来事は置き去り?
あるいは
「まだ痛みの途中」
「思い出させないで欲しい」
そんな人もいるかもしれない。
そう考えると。
自分に対して「いつでも誰かを思って祈る」か「等しく心を砕けずごめんなさい」と平常運行で過ごすか。。。どちらかの心を求めてしまうのです。
そうして選ぶのは「ごめんなさい」と静かに平常運行。
というわけで。
この記事はあえて11日が過ぎてから書いています。
タイトルの「奇蹟の一本松」
震災当時はニュースやワイドショーでかなり取り上げられましたので一般認知度も少なからずありましたが、最近は私の周囲で覚えている人も減りました。
ぜひ「奇蹟の一本松」で検索してみて下さい。色々な面で考え続けなければならない事を教えてくれます。
そうして。
TUNAMIという名前の弦楽器が存在するのをご存知でしょうか?
弦楽器が音を出す要となる部品に魂柱(こんちゅう)というものがあります。
これが正しくセットされていなければ、いくら素晴らしい楽器でも音が出ません。
TUNAMI VIOLINの魂柱には「奇蹟の一本松」の木片が使われています。
だからでしょうか。
通常、弦楽器は楽器として成熟するまで経年(弾き手が育てる)が必要です。私は制作後1年の状態の音をライブで聴いていますが、まるで50年100年経過した楽器に近い、深い響きを持っていました。
まさに奇蹟の一本松が産んだ奇蹟のバイオリンです。
TUNAMI銘の楽器はバイオリンだけじゃなくビオラ、チェロも制作されています。
これらは全国、世界中の演奏家にリレーされて各地を巡っています。
機会があれば、是非この音色を聴いてみて下さい。
そうして。
秋になりますが、「環境と五感」というテーマでお話をする機会を頂けそうです。
まだ打合せ段階なので周知はできませんが、このタイミングで頂いたお話なので是非、陸前高田の松とバイオリンのお話をさせて頂きたいと提案中です。
企画が決まりましたら広報などにも載るかと思いますが、改めてこの場でもお知らせさせて頂きます。
私物の楽器を例に。
構造と「植物を抱きしめてる感覚」の演奏姿勢も示しつつ、希望者にはセミナー終了後、木の振動が音波となって鎖骨から体に共鳴する感覚も音出し体験してもらえたら...と思っています。