初めて北海道博物館を訪れ。
ついでに野幌森林公園を軽く散策してきました。

実は。
自宅から徒歩20分圏内。
充分”お散歩コース”なのですね。

もっと早くから通っても良い場所だったなーと後悔しきり。
これから「地元の動植物」を考え行動したい私にとってお宝の山!

特に年々、忘れ去られている先人アイヌの方達の北国生活の知恵!!
調べて、自分なりの体系に纏めたい。
キーワードは【土地・地元・北方植物にみる歴史と有用】です。
来年の春~夏の研究テーマ♡”

引き続きハーブ関連の勉強を進める中で事ある毎に「あなたのテーマは?」と聞かれると思うので。
一貫してこのキーワードのテーマで発信していきます。
そうやって色んな視点で同一テーマを掘り下げる事で。
いつかは「北海道ハーブの事なら私に聞いて!」という風になれれば。

知識&行動を蓄積する中で、在来種に押されて数が減っている昔ながらの”アイヌハーブ”と呼ばれる植物活用に、もう一度光りが当てられれば。
さらに欲を出せば、消滅都市の多さが他県より深刻な北海道の地産地消、地域活性に農業、酪農、ガーデンに続き、北海道ハーブという産業が一助の道作りになれば。。。
大きな野望です。
ひとりの力では出来ません。
勉強しながら。
沢山の人と出会いながら。
道産子フロンティアスピリットで一歩一歩、開拓していく道です。

人も動物も植物も。
”土地あってこそ”命を育める。
土地との結びつきをもっと深く追求してみたい…。
そんなメッセージを森林公園の木々のトンネルを歩きながらを頂きました。

肝心の展示、夷酋列像展。
こちらも凄く良かったです!
言葉が悪いのを承知で敢えて乱暴に言えば
【こんな田舎の博物館でこれほど見応えがあるとは!】
というのが正直な驚きの感想。

北海道に住んでいるのなら。
やはり、観ておいた方が良い展示です。
アイヌの方の歴史と、そこへ侵略していった和人と。
政策的な事も、争い的なこともありつつ。
今は同じ日本人として同化もしつつ。

そんな歴史をかいま見てこそ「これから」を見る視点がまた広がりました。
表の歴史と裏の歴史。
作られた歴史と別視点からの真実の歴史。。。
解り合えない事も、しょうがない事も、世の中にはある。
不透明な今の時代だからこそ、先人の知恵が必要なのかもしれません。

北海道って(他の地域より)歴史が浅い土地と言われがちですが、それは和人の歴史という視点のでの見方であって、縄文人の生活跡が発掘されるくらい、ちゃんと太古から生活基盤としての土地であったのですよね。
そう考えると土地&自然と調和した生活を営まれていた先人から”開拓”という名目で入り、ここ200年あまりで我々、和人の子孫が、この地でしてきた事って何だろう?
経済的発展? 文化的発展?
本当に胸を張ってそう言えるのでしょうか?
そんな反省も含め、まずは自分から。
雪原のように真っ白な心で。
もう一度「北海道で暮らす」という事を考え直していきたいと思っています。

また特別セミナーの開催に併せて鑑賞しに行ったので。
画人:蠣崎波響だけでなく、詩人として、役人としての波響のお話が聞けたのも、とても有意義でした。

本来、この週末は東京日帰り弾丸ツアーの予定。
急遽土曜日に口腔切開治療したので旅行をキャンセルにして近場のこのセミナーに振り替えたのです。

何事もタイミングが大事。
今回は、これを学ぶタイミングだったのですね。

そうして、振り替えて来年に行く東京でのお勉強でも今回のセミナーで得た【北方植物に見る歴史と有用】というテーマは引っさげて行きます!
こうして道が段々と作られて行く。
本当に植物に導かれているような最近の私の生活。

この展示。
11月まで開催されています。

北海道での展示後、来年にかけて東京、大阪でも巡回予定があるそうです。
北海道外にお住まいの方達にも是非!
観て頂きたい展示内容です。