
今年になって改めて目を向けた日本のハーブ。
子供の癇の虫に効くといわれて別名《カントリソウ》。
癇の虫かぁ~。
私、赤子~3才まで。
すっごく癇の強い子で親戚中で未だに武勇伝(?)が語り継がれています。
とにかく夜泣き、突然泣きが多い(具合が悪くてぐずっていた←これは自覚も記憶もあるのですが、スピリチュアルな部分もあって尋常じゃない泣き方だったらしいです)
「降ろせ」と泣き叫んで暴れて札幌市電を停車場&信号機以外で止めた事がある、とか。
(↑現代でこんな事やったら、道交法違反or威力業務妨害で処罰ものです)

他所様のお宅におじゃましたら
「あの額がいやだ」
「あの絵が睨む」
と泣き叫び。
しまいには「電灯の紐の下に人がぶら下がっている」などと有り得ない事を言い、家人を恐怖に陥れる始末。
(後にそのお宅が引っ越しする際に前の住人が首吊り自殺を図っていた借家だったと判明したと伝え聞いたのであながち出鱈目で泣き叫んでいた訳ではないらしい)
初めての子供がこんな癇の強い子で困り果てた母は、何度も癇の虫取りという民間療法(?)なのか怪しげなのか良く解らないところの門を叩いたそうです。
自分の手の指からイトミミズみたいなモヤのような煙のようなものがフヨフヨと沸いて出て来て、それを切り離したという記憶はあるのですが、何か薬剤のようなものを塗られたのか、呪文で出て来たマジック的なものだったのか、イトミミズもどきの”癇の虫”と言われるものの出現経緯は覚えていません。
3回以上癇の虫を切ったらバカになると言われていても私はおさまらず「5回は通ったね(by母)」との事。
有り難い事に、現在「おバカ」と言われる度に「あー、癇の虫3回以上切ってるからねー、本当は賢かっただろうにねー(他人事のような遠い目)」とネタに使わせて貰っています。
でも。。。
確かに3歳児の私は人生で一番賢かった!!(自分比)
そして人格は今と別人(自覚あるし両親も口を揃えて言います)
そんな「あの頃の私」に飲ませてみたい日本のハーブ、カキドオシ。
カキドオシで癇の虫をどうやって取るの?!と 調べてみましたら。
煎じて飲ませる!
それだけ。
お手軽だわ…。
結構強めのハーブだから子供に濃い煎じ薬をガブガブ飲ませ続けるのは、いかがなものか?!と思わないでも無いですが、私が子供の頃にバカになるリスクと引き換えた怪しげな処置(といえるのか…)よりは数段マシではないかと思います。
そんな事をボンヤリと考えながらセミナーを受け、クラフト体験ではカキドオシを使ったブレンドソルト(食用)作り~!!
カキドオシ、ハマナス、タチバナのミックスソルトにしました。
ハマナスの色が優しいピンクベージュにお塩を染めてくれて、ほんわかと嬉しくなるソルトの完成です。
香りを嗅ぐと、タチバナのすっきり感と暖かみから「鱈のソテーに振りかけて食したい!」という気分が盛り上がります。
周囲の方も「お魚に合いそうなブレンドね」と仰って下さったのでこの感覚は独りよがりではないと思います。
個人的には鱈ピンポイントで!
ソテーにムニエル。
むふふふふ。

カキドオシの群れって可愛い~
