先日、旅の最大の楽しみであった
「 大分香りの博物館 」で
香水づくりを体験してきました。
調香師としても新鮮で学びや発見のある時間を過ごさせていただきました。
また歴史ある香水や蒸留器を間近で見ることができたのも、とても貴重な時間でした。
香りづくりの背景にある職人の技や、美しいガラスの造形に触れることで、改めて香水という文化の奥深さを感じました。
大分香りの博物館さんでは、
・最初にトップ・ミドル・ラストから
一つずつ香りを選ぶスタイル。
・50分間でテンポよく進み、迷いすぎず
スムーズに仕上げられるのが特徴でした。
・小学生の男の子も楽しそうに作っていて、
家族での体験にもピッタリ。
・出来上がった香りはしっかりとした存在感があり
わかりやすい印象でした。
香りはオードトワレなので深みがあり、合成香料が含まれることで香りの持続性が高く、印象に残る香り立ちでした。天然精油だけでは表現しきれない、繊細さと芯の強さが共存する香りのバランスに、調香の妙を感じました。
一方で、
鎌倉のpoco a poco.では、
同じ香水作りでも少し違った方法をとっています。
香りを一つずつ試しながら重ねていくので、
組み合わせは自由。
じっくり向き合える90分制で、
自分らしさを探しながら香りを育てていきます。
さらに、pocoapoco.では
2種類の香水作り体験をご用意しています。
・回復香水:アロマをベースにしたやさしい香り。
普段香水をつけれない職業の方や、気分を切り替え
たい時・寝香水として使いたい方にもオススメ。
・勝負香水:フランス産の香料をベースにした、
しっかりと香り立つ一本。
大分で体験したように「強くはっきりと香りを
まといたい」方にはこちらがぴったり。
同じ「香水づくり」でも、
場所や方法で出会える香りはさまざま。
旅先で新鮮な体験するのも素敵ですし、じっくり自分と向き合い香りを見つけたい人など、自分自身に合った用途によって選ぶことが大切だと思いました。
そして今回、大分で説明してくださった方のトークも
とても印象的でした。
香りをただ説明するのではなく、
まるで音楽の旋律を奏でるように広がりを持たせながら語られる言葉の一つ一つに、香りの世界がより豊かに膨らんでいく感覚がありました。
語彙力や表現力の素晴らしさに心から魅了されました。
こうして、イチ香り好きとして
さまざまな場所で違うアプローチに触れられることは、調香師としても大変有意義な学びです。
そして何より、
このような体験をさせていただけたことに、
心から感謝いたします。
大分での香りの時間、
本当にありがとうございました☺️🌿



