薬害による死亡例の44%が高齢者:バンクーバー情報引用
高齢者の薬害、法的対応遅れる

16日、バンクーバーのカナダ治療会議において、ウジャール・ドサンジ連邦健康相が、国民を薬害反応から守る計画を発表したが、高齢者保護に関しては何も対策がとられていない。
CBCによると、死亡に至った副作用事例の44%が高齢者で占められている。高齢者の人口比率は13%だが、過去5年間に1万6500人もの高齢者が薬害反応で死亡したことがわかっている。同相は、高齢者を守るためには法律を考慮しなくてはならないという。同省は高齢者用の特別部門設置の可能性も示唆しているが、現在検討中の段階。
同省が現在発表していることは以下のとおり。オンブズマン制度を夏までに確立。子供の医療問題にあたるための小児科専門部署を設立。結果の良し悪しにかかわらず、薬品臨床試験の情報を開示する。現在の薬害任意報告方式ではなく、報告義務制度の導入も考える。5月下旬には選択的 COX-2 阻害剤の公聴会を開く。薬品認可データベースを導入し、政府の新薬販売許可の検索ができるようにする。
同相は、現在の新薬承認制度では情報開示が十分ではないことを認め、新しいデータベースは新薬が承認された理由も簡潔に明記することになると述べた。
16日、バンクーバーのカナダ治療会議において、ウジャール・ドサンジ連邦健康相が、国民を薬害反応から守る計画を発表したが、高齢者保護に関しては何も対策がとられていない。
CBCによると、死亡に至った副作用事例の44%が高齢者で占められている。高齢者の人口比率は13%だが、過去5年間に1万6500人もの高齢者が薬害反応で死亡したことがわかっている。同相は、高齢者を守るためには法律を考慮しなくてはならないという。同省は高齢者用の特別部門設置の可能性も示唆しているが、現在検討中の段階。
同省が現在発表していることは以下のとおり。オンブズマン制度を夏までに確立。子供の医療問題にあたるための小児科専門部署を設立。結果の良し悪しにかかわらず、薬品臨床試験の情報を開示する。現在の薬害任意報告方式ではなく、報告義務制度の導入も考える。5月下旬には選択的 COX-2 阻害剤の公聴会を開く。薬品認可データベースを導入し、政府の新薬販売許可の検索ができるようにする。
同相は、現在の新薬承認制度では情報開示が十分ではないことを認め、新しいデータベースは新薬が承認された理由も簡潔に明記することになると述べた。
updated by 2005-04-18