少子化と女性の地位
墨東綺譚という映画を見た。日本映画チャンネルでやっていた。
有名な映画だし、有名な小説だ。ぜひとも勉強のため見なくてはいけないと思って、がんばって見た。
でも、今の感覚からすれば、ひどい女性蔑視と、女性差別で、うんざりという感じだ。身を売って、お母さんの治療費を稼ぐ女性主人公。そこに通いつめる男性主人公。
身を売って稼いだお金を、お母さんに届けるように頼まれた親戚のおじさんは、お母さんの顔を見てびっくりして、逃げ帰り、お金をよからぬところで使ってしまう。
それを知り、人間不信になり、敗血症になる女性主人公。男性主人公は、妻が必死で取り戻してしまう。
悲恋といえるのだろうか。
このような立場に置かれる女性の気持ちというのは、現代では理解できないかもしれない。
でも、今でも親の病気や借金のために、体を売る仕事につく女性もいるらしい。
そんなことをしなくても、いくらでも解決方法があるのに、知らなくて、そんな風に追い詰められてしまうとしたら、悲惨だ。
遊びや、男に貢ぐために体を売る子もいるらしい。それも、また最悪だ。
女性は馬鹿なほうがかわいいとかいうが、そんな女性たちは馬鹿で無知なために悲惨な状況から抜けられない。
今の世の中、なんといっても女性のほうがまだいろいろ不利な立場にある。
そして、手っ取り早くお金を稼ぐために、身を売るとしたら、まともな家庭を作り子供を育てる人がどんどん減ってしまうだろう。
女性の体を買う人、女性の体を利用して儲ける人、そういう仕組みが存在するのだ。
政治家だって、愛人スキャンダルにもかかわらず、復活した人もいるのだから。
このまま日本の少子化がすすめば、日本は人口がどんどん減少し、滅んでしまうのだろう。
目先の利益で、男性ばかり得をするような仕組みも問題だ。
おまけに、働いている女性は、出産すると、解雇されたり、給料カットされたり、出世できないといわれたりする。子供を育てながら、仕事もできるような社会にならなければ、少子化は止まらないだろう。