AEIの経済展望に対する反論
アメリカの家計資産が60兆ドルあるから、アジアに対する借金2兆ドルなんて、たいしたことないという本年9月のAEIの経済展望に反論する。
アメリカのダウが初めて1万ドルを突破した頃、バブルだといわれていた。今もまたバブルか、まだバブルかしらないが、バブリーな状況ではあるらしい。本年四月AEI経済展望のタイトルは「グリーンスパンの二度目のバブル」である。まだ読んでいないが、自分たちもバブルを認めているということなのだろう。
バブルはいつかははじけるものだ。山高ければ、谷深というらしい。好景気が続いた後の谷は、深いのだ。
アメリカがこの先どうなるか、大問題だ。
もしアメリカのバブルがはじけたら、どうなるだろうか?
現在のアメリカは、長期景気拡大を続けた1990年代のバブルが、まだはじけていないといわれている。いまだにアメリカ経済の景気は、さほど悪化していない。
ヘッジファンドや、投資顧問会社などは、そのような事態に対応すべく、どうしたらよいかを、一番考えているだろう。
それで、日本の巨額の郵貯資金が、必要になるわけだ。
アメリカの家計資産といったって、みんなが株と不動産に投資している時代だ。はたまた、ファニーメイとか、REITとか、住宅ローン信託など、さまざまな金融商品があり、一般庶民も、機関投資家も、それらにも投資しているだろう。だから、株と不動産が下がり始めれば、かなりやばい!!!と思っているに違いない。
下がり始めるときに、誰かが買い支えさせればいい。
ただ、その買い支えた人は、ばばつかみだ。最終的に損をするのは、買い支えた人だ。
だから、そのばばつかみに郵貯を利用しようというわけなのだ。
と私は思うのだが。