2007年問題 | なんでも日記

2007年問題

大きな字が書けるようになった。

昨日、ニュースステーションで2007年問題を特集していた。
大和証券のコンピューターシステムでは、長年開発したマニュアルが全部とっておいてあるそうだ。
すばらしいと思う。
マニュアルがとってあれば、何とかなるかもしれない。

私の知っているある三流官庁には、かなり大規模なシステムがあるらしい。
毎年、システム開発や修正で、納品物を受け入れているが、保存期限三年で順次破棄している。
外注で、メーカーがすべてやってくれるから、それでもやっていけるのかもしれないが。
しかーし、内容を指示するのは、官庁の人間である。やっぱりまずいと思うが・・・・・・。
でも、とっておいても、官庁の人間にわからないかもしれないから、同じかもしれない。

コンピューターのシステムは、毎年毎年、巨大化していく。
ずいぶん前から、メンテナンスが大変だということが言われてきた。
システムが巨大化すればするほど、修正を加えたり、追加するのが困難になる。
だから、みずほ銀行合併の時のトラブルのようなことが起きる。



日経コンピュータ
動かないコンピューター ― 情報システムに見る失敗の研究
藍方 亮雄, 佐々木 栄, 迫田 信一, 原 典子
システム開発取引の勘所―動かないコンピュータとしないために


デスマーチという言葉がある。

動かないコンピューターを動かすために、コンピューター業界の人間は、ばたばたと倒れていく。

それがデスマーチである。

Edward Yourdon
デスマーチ―なぜソフトウエア・プロジェクトは混乱するのか
深沢 隆司
デスマーチよ!さようなら!
日本のコンピューターシステム開発においては、トップの理解がなく、
きついスケジュールを設定されてしまうために、間に合わなくなることが多いという。
また、作業開始後に、機能追加や変更を指示する。
それが、ますますデスマーチに拍車をかけるのだ。