日刊現代の総選挙批判 | なんでも日記

日刊現代の総選挙批判

日刊現代が、面白い。

昨日の無料メールを引用する。

日刊現代の無料メールサービスの記事(昨日分)以下引用

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脅されて反対から賛成に転向する信念もない政治家の群れ、
誰一人声を上げて異を唱え行動する議員もいない私党化した自民党、
大敗北から息もなく党首も選べない民主党という政情の中で自公デタラメ
政権のやりたい放題をただ見ているだけの全国の国民、一体どうなるのか
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 今回の総選挙の特徴は、これまで選挙に行かなかった人や若者まで投票所に足を運んだことだ。それが67%という高い投票率(2年前は59%)になった。この増えた分の大半が小泉自民党の候補に一票を投じた。
 NHKは9年ぶりの視聴率20%突破だそうだが、自民の歴史的圧勝を報じた
テレビの選挙特番はどこも大人気だった。無党派層を含めて多くの有権者が、今回の結果に満足したのだろう。
「郵政民営化にイエスかノーかの単純争点、反対派に刺客を送り込む対決選挙、華やかなマドンナたちの進出……。そういうものを有権者は“これまでと違う”と思って支持したのでしょう。裏返せば、分かりにくいクロウト政治よりも、白黒ハッキリさせるような簡単な政治がいいという政治レベルなのです」(政治評論家・有馬晴海氏)
 だが、この選挙結果で何が変わるのか。小泉首相は「自民党は大きく変わった
。改革を進めていく」と語った。翌日の新聞各紙の論調も自民党のことを「改革政党」と呼んだり、「古い議員を追い出して新しい血を入れることに成功」などと手放しの褒めようだ。
 野村証券がきのう(12日)まとめたリポートによれば、「自民党は支持基盤
を地方組織から都市住民へと切り替えることに成功し、突如都市型政党に脱皮した」「小泉自民党は利益誘導政治からの脱皮と都市住民の期待に即した政策実現を加速させることになる」との見通しだ。
 まあ、期待するのは勝手だが、本当に自民党は歴史的圧勝で変わったのか。50年以上、この国の政治を腐敗堕落させてきた自民党が、そんなに調子よく変身できるものなのか。

◆ 一皮めくればゴミみたいな石コロ政党 ◆

 むしろ永田町の政治はもっと悪化すると思った方がいい。亀井静香や綿貫、堀
内といった古いタイプの長老議員はいなくなり、TV画面に登場するのは利権のニオイがしないマドンナ候補ばかり。有権者が「自民は変わった」と勘違いするのもムリはないが、根っこは腐ったままである。
 一皮めくれば、党内最大派閥に躍り出た森派のボス・森喜朗は、リクルート事
件や佐川急便事件、泉井事件と数々の疑惑にまみれてきた。もう一人の小泉後見人である青木幹雄は、竹下登の元秘書だ。こんな2人が支える小泉自民党には新しさのカケラもないだろう。
 公募効果で若返ったとか、女性が増えたとかPRしているが、今度の選挙で小
泉自民入りした面々もロクなもんじゃない。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「欧米では、政治家を目指す場合、ある程度の政治トレーニングを積む必要があ
ると考えられています。立法行為とは、それだけ難しいもの。ところが小泉自民には、ハシの上げ下げも分からないようなシロウトがゾロゾロいる。玉石混交という言葉があるが、今の自民はゴミみたいな石ころだらけです。民主から自民に移ったり、どちらの公募にも応募していたような連中に、確固とした信念や政治信条があるとも思えません」