選挙結果その2
衆議院選挙結果の報道を見て驚いた。
東京小選挙区で、自民党の得票率50%、民主党の得票率36%なのに、
獲得議席数は、自民党23議席、民主党1議席だそうだ。
これは、民意を反映したものとはいえないだろう。
小泉政権に批判的な人のなかは、投票しなかった人もいるだろう。
信任票は、半数にも満たないはずだ。
投票率67%だから、34%の信任だろう。
これをもって、「皆さんに聞いてみたい」という選挙をした結果、民意を得たとするのは、言いすぎだろう。
またしても、詭弁だ。
小泉マジックというほど、国民が支持したとは思えない。
せいぜい小選挙区マジックがいいところだろう。
これが国民投票選挙といえるのだろうか。
民主党も、政権交代を目指して、失敗したというのは、無謀だろう。
政権交代を目指すほどの政党かどうか、自らを省みたほうがいいだろう。
民主党のほうにも、胡散くさい人間はたくさんいるはずだ。
元つぶれかけた社会党一派に、自民党と同じ穴の狢一派だからだ。
自民党も民社党も、政党助成金と歳費で、政治家だけのミニバブルにおごっているようにみえる。
国民の生活は、悪化の一途をたどっているというのに。
母子家庭や障害者への支援を非情にも打ち切り、配偶者控除などを廃止した。
昔、政治の腐敗度ランキングで、日本は先進国中確か、17位くらいだったと思う。
一見して、表に表れない腐敗度のランキングでさえ、そのような評価を受けたのだ。
今回の、あからさまな政権簒奪劇では、どのような評価を受けるのだろうか。
今回のような、ごまかしで得た政権を手にして、日本の政治の正統な後継者としてふさわしいと、思っているのだろうか、小泉自民党は。
歴史的な勝利と、書きたてる新聞もあったような気もするが、日本政治史上の歴史的な恥辱と評価されないように、政治家は自らを正すべきだろう。