選挙情勢
新党が危ないらしい。
残念だ。
小泉一派の筋書き通りに、進行するのだろうか。
もっと客観的に考えられるように、外国のことにしてみよう。
ブッシュ大統領が、すでに就任後4年間経過している。
今回、2年前に公社化した郵政事業を今度は民営化しようという法案が下院で可決後、上院で否決された。
改革を続けるために、国民の信を問うといって、下院を解散した。
国家公務員の組織のままでは、郵政事業は、やがて行き詰る。
だから、民営化しなければならない。
下院の反対派の選挙区には、刺客として、民営化賛成派を擁立した。
反対派は、共和党から除名した。
選挙で非常に不利になるため、引退する議員も多い。
今回の選挙で、反対派は賛成派の刺客に苦戦し、落選する可能性も高い。
その結果、下院は、賛成派が多数になるだろう。
それだけでなく、政治家として、反対派は、政治生命を失うだろう。
これは、異常だと思いませんか。
クーデターに匹敵しますよね。
恐ろしいことです。
このようなことが、まかり通るなんて、中南米みたいですね。
中南米では、親米政権を樹立するために、軍事的手段を用いて、内乱、クーデターが続発しました。
そういうプロセスは、昔、プリンスマルコシリーズという外国の小説によく出てきました。
ジェラール・ドヴィリエというフランスの小説家が書いたシリーズです。
とても面白い本でした。
オーストリアの古城を修理するために、貴族の末裔である、プリンスマルコは、CIAの仕事をやってお金を稼ぐのですが、アフリカや、東南アジア、中南米など世界中を飛び回ります。
ハードボイルドで、スパイものなのですが、イメージとしては、太目のおじさんジェームスボンドという感じでしょうか。
結局、日本は中南米と同じレベルの国になってしまうのです。
恥ずかしいと思いませんか?
世界に誇る日本として、先進国の一員のつもりであっても、実態は、三流国でしかない。
首相がブッシュのポチではね。
これから、大きな顔をして、世界を歩けませんね。
G8を除名されるかも。
まあ、「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」という本もありました。
国家破産したら、アルゼンチンと同じようになるのですから、しょうがないのかもしれません。
ロシアが国家破産しそうになったとき、世界中があわてて救済しました。
日本が国家破産しそうになったら、世界はどうするのでしょうか。
救済してくれないでしょう。
日本の資産を、叩き売って、大もうけするんでしょう。
その前に、アメリカも危ないんですよね。外国の投資顧問会社が郵貯マネーの運用を任されれば、ドル資産(アメリカ国債など)で運用するでしょう。金利が高いから。しかし、ドルに資金が集まる不均衡は、過去最大規模であり、破綻寸前です。ドルが紙くずになったら、どうしますか?