ことしの墓参
台風の動きを睨みながら・・・
昨日、8月6日に広島県の本籍地に両親や先祖の墓参りに行ってまいりました。
しまなみ海道で広島県に渡り、さらに広島空港を横目に賀茂台地をさらに奥へ進んだ所です。
台風5号の影響が心配でしたが、早朝の段階ではまだ屋久島の近海に留まっていたこともあり、幸いにも無事に行ってくることができました。
朝6時40分過ぎに自宅を車で出発。
途中、しまなみ海道の生口島の沢港から三原市の須波港まで30分弱フェリーに乗りました。
昨日は『広島原爆の日』でもあり、ちょうど投下時刻の8時15分には沢港の待合所で船の到着を待っていましたので、その場で黙祷し祈りを捧げました。
台風が少しずつ近づいているとはいえ、まだまだ好い天気で酷暑の朝に変わりはなく海も静かでした。
沢港から三原市を望む。
ただ、いつ荒れて復路のフェリーが出なかったり、強風でしまなみ海道の各橋が通行止めになるやも知れず、きょうの墓参はとにかく超特急にて済ませることにしました。
両親の墓、父方の祖父母や叔父、先祖の墓に参り、さらに母方の先祖代々の墓にも参ってやっと人心地つきました。
一年に一度しか来れないのですが、ご無沙汰を詫び、我々を見守ってくれるようお願いし、冥福を祈る・・・という一連の祈りを捧げることはやはり大切なことで心の安寧につながるものです。
もう一つ大切なことは周辺のいろいろな山野草や花、木、蝉や蝶などの虫たち、昔から残っている田畑、川などの風景に触れることで幼かったころに墓参に来た時の記憶を辿ったり、新たな発見に驚いたり・・・と、日常とは違う環境に自分を置くことで身も心もリフレッシュできることです。
ここ数年枯れかけていた池の上の落水がこのところの大雨で回復し、清冽な冷たい水が復活していました。
墓参のあと本家でしばし休息を取らせていただきましたが、皆さんとゆっくり会話を楽しむ間もなく、急いで引き返しました。
それがよかったのです。
須波港から沢港へのフェリーに乗った途端嵐になりました。
なんとか沢港に上陸し、しまなみ海道を一目散に駆け抜けて20時過ぎに無事帰宅しました。
誠に慌ただしい墓参でしたが、年中行事の一つを無事に終えることができてほっと一安心いたしました。(^-^)
いま7日の午後2時過ぎですが、暫くは台風5号の影響で各地で災害が心配されています。
これから向かう地域の方もすでに通り過ぎた地域の方も、今しばらくは厳重な注意をお願いいたします。
大きな災害となりませんよう祈ります。
平成29年8月7日(月)
髭のマスター