風情ある月の夜
『後の十三夜』なんて、粋な呼び名ですね・・・
昨夜の月はたいそう明るくてきれいでした。
私は気づかなかったのですが、『後(のち)の十三夜』だったそうです。
名月は通常一年に2回見ることができます。
皆さまよくご存知の『十五夜』と『十三夜』です。
『十五夜』は“中秋の名月”ともよばれ、旧暦の8月15日の月のことです。
『十三夜』は『十五夜』の次の最初の、旧暦9月13日の月のことです。
日本人は古来この二つの月を愛でてきたんですね。
それでは何故ことしは『後の十三夜』があるかと言いますと・・・。
旧暦においては月の満ち欠けで暦をつくりますので、その満ち欠けの周期29.53日で12か月(12倍)計算すると354.36日となり、新暦と比べて1年でおおよそ11日の差が出てくる(少なくなる)ことになります。
そこで2年8か月または2年9か月に一度『閏月(うるうづき)』を入れて調整することになるのだそうです。
ただ、『閏月』は一定のルールに基づいて計算し入れる月を決めるそうで、この「9月」に『閏9月』を入れるのはなんと171年ぶりのことだそうです。
もちろん旧暦の『閏9月』ですから、それを新暦に当てはめると11月となり、ちょうど昨夜が『閏9月13日』だったというわけです。
それで昨夜の月のことを『後の十三夜』と呼ぶのだそうです。
『 後の・・とは粋なはからい十三夜 』 一歩
確かに明るくてきれいでした。
名月を3回も(171年ぶりに)愛でることができて、ことしはたいそう幸せな年ですね。
昨夜楽しめなかったという方も、今夜も明るくてきれいなお月さまですので、一日遅れの『後の十三夜』をどうぞお楽しみ下さい。
私もゆっくり見上げて楽しみながら帰路につきたいと思います。
(但し、見上げながら歩いて田圃に落ちないように気を付けないと・・・。笑)
平成26年11月6日(木) 髭のマスター
<本日のお知らせ>
(1) 11月の定休日
11月 4、 11、 18、 25日 の各火曜日
(2) 臨時休業のお知らせ
11月9日(日) 終日
誠に勝手ながら拠無き所用にてお休みをいただきます。
(3) 本日のサービスコーヒー、ティー
コーヒー 『キリマンジェロ』
通常 480円 → 430円
ティー 『ダージリン』
通常 500円 → 450円
<本日のお知らせ>は以上です。
☆ 本日も当ブログにお立ち寄り下さり有難うございます。