国のまほろば | 髭のマスターのブログ

国のまほろば

田園風景・・・




昨日のブログの最後に『一面の田水は湖のようで、鏡面に家灯りが映るさまは正に“大和し美し(うるわし)”です』ということを書きました。


この“大和し美し”は、『古事記』にある


  『 大和は国のまほろば

    たたなづく 青垣

    山ごもれる 大和し美し 』


という歌の一節です。  


この歌は、東征から帰る途中、伊勢の国(現在の三重県)の能煩野(のぼの)という地で亡くなった倭建命(やまとたけるのみこと)が亡くなる直前に故郷を偲んで歌った望郷の詩と言われています。


朝廷が大和の国(現在の奈良県)にあったので、この『大和し美し』は大和の国のことですが、私はこの歌を現在に当てはめて考えるとき、日本全体として捉えてもいいのではないかと思っています。


つまり、日本って本当に美しい国だ、と思える情景が水を張った田圃にもある・・・と思ったのです。


その田圃も今朝は農家の方々が田植えをしていらっしゃいました。

苗が育ち、青々とした田になる頃には夏の風も心地よく、正に『豊葦原の瑞穂の国』の『大和し美し』の風景が広がることでしょう。


その美しい田園風景が待ち望まれるきょうこの頃なのです。




平成25年6月1日(土)   髭のマスター




<本日のお知らせ>


(1) 月の休日

    定休日   4、11、18、25日 の 各火曜日


(2) 本日のコーヒー、紅茶

    『モカマタリ』      通常500円 →  450

     『アールグレイ』     通常480円 →  430円





<本日のお知らせ>は以上です。




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