一緒に学ぶ楽しい時間

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北九州市八幡西区浅川のピアノ教室　ぽこあぽこピアノリコーダー教室です。
子どもから大人まで、クラシックからジャズまで、幅広くレッスンをしています。
コンクールや音大受験の指導もしています。
ホームページ　https://masamiyoshi3.wixsite.com/pokoapoko/
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先週の土曜日。
小学校低学年の生徒達が　集まりました。

小学１・２年の生徒のグループは　楽典ワークと音当て(聴音)をした後　一緒に歌を歌いました。

２年生の生徒達は　まだ１年生になったばかりの生徒に優しく接していて、１年生になったばかりの生徒は　お姉ちゃんたちに一生懸命ついていこうとしていました。
生徒達の様子を眺めていたら　それぞれが　この１年間で随分成長したことを感じ、　私は嬉しくなりました。

その後　小学３年の生徒達のグループが　ソプラノ・リコーダーの練習にやってきました。

ソプラノ・リコーダー導入から１ヶ月。

リコーダーの練習を　とても楽しみにしていた４名の生徒達。

“早く吹いてみたい！”と　子供たちは思っていたようですが、
導入の時は　苦戦していました。

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ピアノは、　鍵盤を打てば　音色の良し悪しはともかくとして　とりあえず音が出るし、　ピッチも問題ありません。

でも、リコーダーは　吹き方で　音色だけでなく　ピッチまで違ってきます。

リコーダーの場合、　正しい吹き方で　美しい音色を作ることから始めなければなりません。

そうやって　音の良し悪しを聞き分ける耳を　育てていきます。
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私は、　北九州に引っ越してきたばかりの２８年前、　春から初夏までの間だけ　小倉北区・戸畑区・若松区・八幡西区・八幡東区など　多くの公立小学校で　小学３年の児童達のソプラノ・リコーダー導入講習を依頼され、　５年間その講師を続けました。

当時　北九州市では　公立小学校に音楽専科の先生を置いていませんでした。

そのため、　私のような外部講師が　ソプラノ・リコーダー導入講習をするのですが、　公立小学校で１年に１回きりなのです。
それも　１時間という限られた時間の中で、　指導と講師演奏(Sn.S.A.T.B.の全て)をしていました。

しかも、　ソプラノ・リコーダー講習は、　児童数の多い小学校だと　１学年で１５０人くらいを体育館で、
少ないところでも、　５０人くらいを　一度に音楽室に詰め込んで。

当時は、なんとか　公立小学校に音楽専科の先生を採用してほしいと　切に願ったものでした。

指導をした後　講師演奏をします。

講師演奏は　子供たちの知っているものを選曲して吹くのですが、　リコーダーにあまり興味を持っていないような児童も　だんだん目が輝いてきます。

最後に、　私のピアノ伴奏に合わせて　全員で歌を歌う頃には　みんながとても楽しそうでした。

僅か１時間だけのふれあいですが、　この大勢の子供達との５年間は　とても楽しい想い出として　心に残っています。

私の演奏を聞いて　少しでもリコーダーに興味を持ってくれたり　“あんな風に吹けるようになりたい”と思ってくれたら　そこから子供たちの可能性は無限に広がっていくでしょう。
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リコーダーは　音色が小鳥の啼き声に似ていたところから　その名前がつきました。

私が子供の頃は　“縦笛”と呼んでいて、　当時は　学校で習い始めるのが小学４年生からでした。

そのリコーダーが　小学校で必修になった理由は、　早期に完成度の高い音楽体験ができることに加え　歌唱法との共通点があるので　音楽表現法を学びやすいためです。
分かりやすく言うと　“音楽表現の幅が広い”からです。

小学３年チームの４名は　それぞれの家庭で練習を重ね　少しずつではありますが　曲が吹けるようになってきました。

口の形や姿勢　息の入れ方とタンギングなど　ひと通りできるようになってきました。

美しい音色を作ること。
ピッチの合わせ方。

まだまだ課題は沢山ありますが　これからも意欲的に練習に取り組んでくれるでしょう。

さて　２つのグループが入れ替わる時間　教室の中は子供たちの熱量で
溢れていました。

いつもレッスンが前後している生徒達もいますが　昨年の発表会以来　１年ぶりに会った生徒達もいて　笑って言葉を交わす　明るいムードになりました。

練習が終わって帰る時も　それぞれ楽しそうでした。

一人でコツコツ練習する時間も大事ですが　みんなで集まって一緒に練習するのは　楽しい時間になります。

この日は　生憎の雨模様でしたが、　生徒たちの笑顔に　元気をもらいました。