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宇都宮市西川田のさとうピアノ教室です。



時々、ピアノの鍵盤に対して身構えてしまう生徒さんがいます。

たとえば、「はい、これ弾いてみよう」というと、

なかなかはじめの手のポジションの準備に時間がかかる。

もしくはこちらで「ここだよ」と教えてあげるまで、

ずっと待っている…。


でもいずれも場所が本当にわからないわけではないのです。

目線を見てると、ちゃんとしかるべき鍵盤の位置に目は行っているのです。

ではなぜそういうことになるかというと、

ただただ自信がない…。

間違えたらいけない、恥ずかしい…。

そんな気持ちが先行してしまうみたいです。

ちなみに間違いくらいで私は怒ったことはないんですけどね…(笑)。



お母さんにお家での様子を伺うと、

やっぱり隣でお母さんがみていないと

なかなか音を出さないようです。

決してピアノが嫌いなわけではないそうですが。



生徒ちゃんにも、「お家でデタラメでもなんでもいいからピアノで遊んだことある?」

って聞くと、答えはNo!

いわゆる「無駄弾き」というものをやらないそうです。


ピアノは練習するもので遊ぶものではない…。

確かにそれは正しくも聞こえますが、

私は子供の頃、レッスンの宿題そっちのけで、

よく鍵盤遊びをしていました。

端から端まで鍵盤の数を数えたり、

和音を適当に弾いてこの組み合わせキレイ!もしくはキタナイ!

なんて勝手に判別したり、

「ド」の音以外、たとえば「ソ」から階段登りしていくと

ドレミファソラシドの音階と同じに聴こえる!なんて

発見があったり。

あとはよく学校のオルガンで「猫ふんじゃった」の早弾き競争を

お友達とやったり。

こんなところピアノの先生に見られたら叱られそう

というようなこと、いっぱいしてました(笑)。


でも、その後暫くして、スケールや移調、

和音や伴奏づけとかを教わるようになった時、

不思議とすんなり受け入れられたのも

この鍵盤遊びのおかげだったのだと思います。

「猫ふんじゃった」の早弾きも

ハノンやチェルニーにも勝るテクニック強化になったかも…?(笑)


鍵盤をただ無心にいじっていると

綺麗な音が鳴ることもあれば、

たまたま耳障りな音が鳴ったり。

ピアノに限ったことではありませんが

転んだり起きたりしながら何でも上達していくものです。


要はピアノの鍵盤とケンカしたり、仲直りしたりしながら

ピアノとお友達になること。

それが上達の近道なんだと思います。


またそんな「無駄弾き」をおうちの方が

「ちゃんと真面目に弾きなさい」だとか

「うるさい!」とか

否定的なことを言わずに、

ある程度は自由に弾かせてあげることです。


もちろん、レッスンの課題はとても大事ですけどね。




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