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さとうピアノ教室の佐藤紀子です。




今日は練習曲(エチュード)の話。。。

私は子どもの頃、エチュードと呼ばれるものが大嫌いでした。


バイエル終了後、チェルニー100番へ。

これがまた100曲という曲数で気が遠くなり、

子どもだったせいか、音楽性にも魅力を感じず…。

その後チェルニー30番へと進み、

この頃は「チェルニー」と聞いただけでアレルギー反応。

ただただ耐えて忍んで何とか進めてきたのでした。

でも、ブルグミュラーは大好きで、こちらは良く練習していたかな?

こちらは標題がついているので、曲のイメージが湧きやすかったのだと思います。

チェルニーもブルグミュラーも、同じ「練習曲」なんですけどね。


最近、この辺のレベルの生徒さんが多いので、

自分でもチェルニー30番やブルグミュラーは良く練習しています。

そして、生徒さんにはチェルニー30番の前には100番ではなく、

「ルクーペ・ピアノのアルファベット」を与えているので

こちらも良く弾いています。

ルクーペ

これは弾けば弾くほど、メロディーの美しさに魅了される!

予備練習&練習曲の組み合わせで、アルファベットA~Zまで、

100曲よりも断然先が見えるところも魅力(笑)。


私もルクーペ→チェルニー30番の順で練習してみましたが、

不思議なことに、あんなに嫌悪感を抱いていたチェルニーが

美しい!と感じられるようになったのです。

きっとルクーペがテクニックと同時に、感情を込めて弾くように促すエチュードだから

そこでエチュードの歌い方を自然に学び、それをチェルニーに活かすことができたんでしょうね。

私のこの体験は生徒さん達にも効果が見られます。

そして、またその先にはこれまた私が苦手としていた「バッハインベンション」にも

良い意味で影響していくのです。


チェルニー100番、私の勝手な思い込みで良いイメージが持てませんでしたが、

でも決して否定するものではないと思います。

ただ、チェルニーは指の練習という頭しかなかった…

「メロディーを美しく弾く」という観念が欠落していただけの話だと思うんです。



子どもの頃イヤイヤ弾いていた曲。

時が経ってもう一度さらい直してみると、新たな発見が見えてきます。



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