今日レッスンにやってきたのは4歳のMちゃん。
(うちは4歳児が多い)

今までにないタイプのとっても個性的な生徒ちゃんです。

型にハマったレッスンはあまりお好みでなく、

正直、テキストの進みも早いとは言えません。

右手と左手がまだあまりわかっていないようで、

使い分けにちょっと苦労してます。


でも、保育園の先生がピアノを弾く真似がとっても上手。

もちろん音はメチャクチャですが、

ピアノを弾く表情、リズム躍動感、両手の手さばき、そして手のフォームが意外にもキレイ!

何より創造力が実に個性豊かで面白い!

この子なりの独特の世界観がある・・・。




で…テキストに戻ると、テンション下がる。

しかも普通の幼児が好むようなリトミック的なこともあんまり喜ばない。

要するに、きっとオトナに憧れているオシャマな女の子なんだろうなぁ。


でもこういう子って磨けばものすごく光るんしょうね。


あの「のだめ」のセリフを思い出します。

『自由に楽しくピアノを弾いて何が悪いんですか?』・・・

Mちゃん、きっとそう言いたいんだろうな。

うん、全然悪くないよ。ごもっとも。


私の役目は、Mちゃんの持つ個性を大事にしつつ、でも音楽のルールの大切さも伝え続けること。

ルールがわかってくれば、もっともっとピアノを弾くことが楽しくなるし、

きっとお父さんやお母さんも今よりももっと喜んでくれるよって・・・。


Mちゃんらしい、Mちゃんにしか表現出来ない音楽が作れるように、

私はお手伝いするのみです。

私の修行もまだまだ続きます・・・。