昨年秋頃にオットに誘われて、3月の仙台フィル定期公演を聴きに行くことになりました。
オットは仙台フィルの東京公演を聴いて感動し、その後仙台にも聴きに行っていましたが、私は行ったことなかったんです。
でも、Twitterの中の人のつぶやきや団員さんのツイートも親しみやすくて、私にとっても気になるオケに。
3月17日は仙台フィルで12年常任指揮者を務めたパスカル・ヴェロさんの最終公演でもあり、ピアニスト横山幸雄さんを迎えたオールフランスプログラム、っていうのも楽しみにしていました。

まだまだと思ってたのにあっという間に当日に!我が家は早起き大得意だから、朝の6時過ぎにはもう東京駅にいた(笑)!
何故か降りてみたいという理由だけで山形へ。
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福島を過ぎると新幹線なのにここはローカル線?な感じののどかな景色。しかも雪景色!!
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途中、車内でトラブル?があって30分動かなくなるハプニングもありましたが、なんとか山形駅に到着。ここの目的は、美味しいトンカツ食べること!と力説するオットに着いてって駅ナカ便利なトンカツのお店に飛び込みました。
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いやー美味しかったなー!三元豚厚切りロースカツ。柔らかくて脂身が甘い!!今度は金華豚も食べてみたいですね。

さて、山形からバスで仙台に移動し、地下鉄に乗って日立システムズホール仙台😎に到着!
会場入りするマエストロ・パスカル・ヴェロさんとバッタリ遭遇!!シュッとしてて(笑)素敵😍

仙台フィル😎ヴェロさんラスト演奏会、始まりました。
指揮:パスカル・ヴェロ
ピアノ:横山 幸雄*
サティ:グノシエンヌ第1番*、第3番、第2番*
ジムノペディ第3番、第2番*、第1番
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 作品25*
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ、ラ・ヴァルス、ボレロ

とにかく、お客さんの雰囲気が暖かいのに感激。始まる前に団員さんが出てきたら、コンミスが入ってチューニング始まる直前まで拍手がずっと止まらない。ヴェロさんへの拍手も本当に心が伝わる拍手でそれだけでもう泣けてくる。

ヴェロさんはオールフランスプログラムを携え、おしゃれで聴き心地の良さはもちろん奥深い音楽の面白さを客席隅々まで届けてくださった。
サティは横山幸雄さんのピアノソロとオケ版を交互に演奏し、またサティからダンディへのつなぎと、ラヴェルのはじめ2曲をアタッカで切れ目なく演奏して途切れない世界観を作る、という演出にもこだわったメニュー、堪能しました。
最後のボレロは、きっと団員さんひとりひとりとアイコンタクトされてたんだろうか?ほとんど手を動かさず、最後のとこだけちょっと振ったのみ。その団員さんへの信頼感にも涙。

演奏会が終わってなんどもカーテンコール出てきてくださったヴェロさん。
最後の最後に感謝の気持ちを言い尽くせないから歌で伝えたい、と。。
なんとシャンソン「枯葉」を歌って下さいました。
「枯葉」は、愛する人と別れなければならない時の切ない気持ちを歌った歌詞だから、とのこと。おしゃれなストールを纏い、ささやくような雰囲気のある歌声。もちろんピッチは正確(о´∀`о)!
そこにコンバス奏者さんがジャズっぽくベース弾いて寄り添う。。。照明もちょっと凝った感じに。
いやぁもう素敵過ぎて反則!ぼろぼろ泣いてしまいました。途中団員さんもお客さんもコーラス加わったりして、不思議な一体感でした。
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パスカル・ヴェロさんが良い指揮者であることは東京での演奏会でも何度も聴いたことあるからわかってるつもりだったけど、こんなにも地域に愛されるオケを育て、御本人も愛を込めて仙台フィルの音楽作りに邁進してくださっていたんだということを目の前で体験して、心の底から素晴らしいなと思いました。仙台で聴けて良かった、本当に。

旅の目的として、地方オケを聴きに行くっていうのもなかなか良いもんだなー!と実感。
またまた悪い遊びを覚えてしまいました。。。(笑)
そんなにしょっちゅうは行けなくても、たまには遠出して演奏会を聴きに行く旅に出られたら素敵(*^_^*)!