大学生の姪っ子は、いま近所の高校生に数学と化学を教える仕事をしてるんだって。
姪っ子と話していてその話題になると、私も教える仕事をしてるからだろうね、普段以上に姪っ子の口が滑らかになり本当に色んな話をしてくれます。
教えている子は、公式でも何でもそれを導き出した根拠まで納得しないと先に進めないから、自分でも遡って色々考えて、どう話せばわかってもらえるかあれこれ試行錯誤してるよ、とか。
さらにその子のきょうだいから「何で色んなことをひと通り勉強しないといけないの?」と聞かれたから、自分なりに考えたんだよ、と言います。
どう答えたの?
うん、あのね。
視点が増えるからじゃないのかな、って。
目の前に一杯のお茶があるとするでしょ。
数学的に見たら、200ml入ってるとか
理科の見方なら、H2Oだし、社会なら静岡県産の茶葉だよ、って見えるよね。英語ならTeaだし。
そんな風に一つのものを色んな方向から見る力をいつの間にか身に付けるように勉強ってするんじゃないかなあ。
なるほどねえ。
私もとても共感しました。
さらに自分は芸術的な視点から、お茶の入ってる器の模様とか、お茶を注ぐときの音とか。。。まだまだ色々な視点を思い浮かべました。
色んな方向から物を見る力は、しなやかに生きるのに不可欠なスキルなのではと思うよ。一つの考え方しか出来ないと、違う考え方のひとを認められなくなってしまうしね。
話しながら、改めて姪っ子の成長に胸が熱くなりました。本人も、こう言ってました。
「教えることで、私が豊かになる」と。
私も誇りを持って、教える仕事続けたいな。
いろいろ書き途中の話題の多いこのブログですが、今日は先にこのお話を書きたくなって(*^_^*)