すっかり更新が遅くなって申し訳ありません。
松戸シニアアンサンブル“アモーレ”のオータムコンサート、第三部は“アモーレ”、千葉ニュータウンシニアアンサンブル“ノービレ”、そして同じく吉元さんの指導する女声合唱団「シューベルトコーア」の三つの団による合同ステージでした。
まずは器楽の2団体による演奏です。
①スターウォーズ
各セクションのリズムのかみ合わせかたがとても難しい導入部をよく合わせていて素晴らしい幕開けです。オーケストラに匹敵する迫力と厚みのある音でした。
⓶エル・チョクロ
人数が増えると、リズムを揃えたりユニゾンのピッチの幅が広くならないように気を配ったりといったことが必要になりますが、この曲ではそういうポイントをきちんと押さえていて、聴きやすい丁寧な演奏でした。
③エーゲ海の真珠
ポールモーリアグランドオーケストラで有名な曲ですが、久しぶりに聴いてこの時代のいわゆる“イージーリスニング”っていい曲だなあと改めて感じました。懐かしいモダンチェンバロの音色でつま弾くメロディ、サビに入ってからの迫力とか。
色々思い出してジーンときますね。
中間部「♪ラーラーラーラー」とヴォカリーズで演奏されるところ、どうするのかなーと興味深く聴いてたら、キーボードでメロディ弾いてました。シューベルトコーアのだれかに歌ってもらったらもっと良かったのに( ´ ▽ ` )ノなんて思ったりもしましたけどね。
そうそう、メインのメロディを追いかけるフルートの「♪タラリタラリラー」とても綺麗でしたよ!
④ペルシャの市場にて
フルート+ピッコロの装飾音とても頑張っていましたね!カッコよかったです。伸びるメロディに異国情緒をプラスする大切な役割ですからね。
全体にピッコロさん大活躍でしたね。
クラリネット、ピアノ、チェロの音色の美しさも印象にのこる一曲。
➄フィンランディア(合唱つき)
ここで満を持して、合唱団の登場です。
演奏前に、吉元さんによる曲解説もあり、お客さんにはとても良かったと思います。
冒頭の重苦しい和音、器楽だからこその重みと残響に聴いているこちらの背筋が伸びる思いがします。
とても思い入れの詰まった、迫力もあり丁寧さも感じる演奏です。
女声合唱で歌われるフィンランディア讃歌に寄り添うフルート、とても綺麗でした。合唱団はいつもながら歌詞のよく伝わる美しい発音がお客さんの心を捉えていました。もちろん、アーティキュレーションに気を配った演奏であることは言うまでもありません。
エンディングに向かって、音量も迫力も増しつつそれでもちゃんと歌詞が聴こえてくる。なかなかこれって出来そうで出来てない団体多いのではと思うのです。シューベルトコーア、やっぱり上手いですね!
鳴り止まない拍手に、アンコールを一曲。
ヴェルディのオペラ「椿姫」より乾杯の歌でした。
このメンバーだとまた魅力的ですねー!
ニューイヤーオペラコンサートのエンディングみたい。華やかな音で演奏会を締めくくっていて、心地よい余韻が会場を満たしていました。
聴けてよかったな、また聴きたいな、と思える演奏だから、お客さんが集まるんですね。