嵐が去って、何だかむずむずするほどの気温の高さ!

でも空は青いし、紅葉も進んで木々の表情も晩秋の趣。


今日は、大学時代の友人吉元氏が指導・指揮をしている、シニア合奏サークルの演奏会を聴きに

松戸・森のホール21  というホールへ行ってきました。



つまずいたって、起きればいいよ。

つまずいたって、起きればいいよ。

会場前には秋の景色が美しい広場。

黄色く色づいた木の葉と青空のコントラストを楽しみつつ、

ウキウキとどんぐりひろいをしちゃいました。


会場にはいるとロビーにこんなゲストも!



つまずいたって、起きればいいよ。

チーバくんです!かわいかった!!


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さて、本日のメインの出演団体は、松戸シニアアンサンブル『アモーレ』  

第2部の演奏と第4部の合同演奏には千葉ニューシティシニアアンサンブル が友情出演


以上の2団体の演奏でした。

どちらの団も吉元さんが指導をされている縁で、合同演奏の機会が出来たとのこと。


アモーレの第1回演奏会もここ森のホールで聴いたんですが、そのときは小ホール。

今日は堂々の大ホール演奏です。

楽器の響きも素晴らしいし、演奏している皆さんもさぞ気持ちよく充実した本番を迎えられたことでしょう。


<プログラム>

第1部 映画音楽集

☆ゴッドファーザー~愛のテーマ

きらびやかなピアノソロの後に、弦楽器の美しいメロディが響いてきたその瞬間、「第1回の演奏会より数段、音色が美しくなっている!」と実感できて思わず身を乗り出すほど。


☆シェルブールの雨傘・風と共に去りぬ~タラのテーマ・いそしぎ

吉元さんの指導する合唱団「コール・プリマ」の演奏する、合唱バージョンを聴いたのがこの夏。

器楽での表現は合唱とはまた印象が変わって、非常に興味深いです。

ベースとメロディの間を埋める伸びる音(弦楽器やキーボードなど)が途切れずに入っているということが、楽曲全体の印象を結構左右しているものなんですね。

どの曲も途中にソロがあったりして、聴かせどころも満載。


☆荒野の七人

はじめから終わりまで難しいリズムを、小気味よく演奏しきった団員さんのまとまりを強く感じた熱演でした。


☆タイム・トゥ・セイ・グッバイ

2番のサビ前にリタルダンドしてためるあたり、吉元さんっぽさが出ていて思わず膝を叩いてしまう(*^_^*)

そして後半に向かうエネルギーの高まりが音になって現れてきました。


第2部 ミュージカル名曲集

☆マイフェアレディ~踊り明かそう・レ・ミゼラブル~夢破れて・ウェストサイドストーリー~マリア・サウンドオブミュージックメドレー


この部は千葉ニューシティシニアアンサンブルさんの友情出演ステージです。

同じような楽器を使い、同じ指導者で、場所こそ違うけど、似た活動をしている二つの団。

いや~、それぞれの団の個性って、驚くほど音に出るんですね!

第2部は全体にていねいな演奏、しっとりした雰囲気の楽曲ではありましたが、この団の音色がまさに柔らかく優しい、癒しの響きを持っているのです。

松戸の団がどちらかというとエネルギッシュな明るい音という印象で、なんだかこの癒される感じはとても対照的。

不思議なもので。


第3部 世界一周名曲の旅

☆80日間世界一周

キーボードが大活躍で、オーケストラに負けない色彩感がありました。

小物パーカッションの音色もピリッとしたスパイスのような味付けをしてますね!


☆矢切の渡し

松戸の団ではお約束の、言わずと知れた有名曲ですけど

こういった良く知られている曲ほど、書かれた譜面を正確に、ていねいに演奏するのって案外難しいし、そこが大切なんだと思います。特にメロディは各人の感じ方が違うと揃わないし。

そのあたりをきちんと意識してアンサンブルしてるなと思いました。


☆ラ・クンパルシータ

リズムが歯切れ良くて、曲の雰囲気がすごく良く伝わってきます。音量の変化がドキドキするほどダイナミックで、最初のささやくような場面から、クライマックスに向けて次第に盛り上がっていく対比が素敵です。


☆カルメン 第1幕への前奏曲

テンポ感が良いし、オーケストラらしさが表現できていてかっこいい!!

速いパッセージも揃っていて、非常にハイレベルな演奏!!


☆リベルタンゴ

細かい強弱表現の繊細さが素晴らしかったです。アコーディオンを中心とした、全体を流れる伴奏のリズムと、メロディ、オブリガートがバランス良く絡まり合う、名演!

ピアノソロとキーボードソロが、この曲をよりお洒落でかっこよくしてくれました。


☆スラブ舞曲第10番

合唱バージョンでもこれいい!と思っていたけど、器楽だとなおのこと吉元さんの表現の得意なところが遺憾なく発揮されて。。。これは泣けます!

強弱表現や曲をドライブする感じ、ためるポイントなど至るところに吉元さんらしさの光る、超名演。

「光」と「影」のコントラストを強く感じる、心に突き刺さってくるような演奏でした。


☆アイーダ 大行進曲

冒頭からトランペットとキーボードの金管楽器の音色をバランス良く混ぜて、原曲の持つ厚みのある音を巧みに作り上げていました。

ちゃんとフルートとピッコロも持ち替えていたし!

さらに後半はより華やかに力強く、この団のキャラクターにとても合っている曲じゃないかと思います。


第4部 合同演奏

☆マイアミビーチルンバ・ベサメムーチョ

ラテンの名曲で、ボンゴ・クラベス大活躍!

合同演奏になると、弦楽器の厚みがあって迫力ありますね!

ベサメムーチョ、打楽器のステキな彼女から目が離せなくなっちゃった。

クラベス・シンバル・タンバリンと縦横無尽の大活躍、そして。。。


かけ声まで!!!!!


素晴らしかったです。


アンコールは真珠取りのタンゴで、最後までとにかく美しい弦楽器のハーモニーを中心としたていねいな演奏を聴かせてくれて、お腹いっぱい大満足。


吉元くん、いつも本当に素晴らしい活動をしていて凄いね。

また、ちゃんこ食べながらいろいろお話聞かせてください(笑)

団員の皆様、今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

いろいろ感じながら演奏を聴いていたので、感想が長くなっちゃってごめんなさい。

また、次の演奏機会も楽しみにしています!!


帰りには、一緒に行ったみいあさんとお茶。

和カフェでパンケーキを。



つまずいたって、起きればいいよ。

帰ってから、ひろったどんぐりを飾りました。


つまずいたって、起きればいいよ。