今日と明日は、すみだトリフォニーホールで合唱三昧!
大学時代の友人で合唱・器楽合奏の指導者として活躍中の吉元さんを応援に行くのが目的で、もう毎年の夏の風物詩になりつつあります。

明日のステージを見てから、まとめて日記を書くつもりだったんですが














うぉー、今日のステージだけで興奮しすぎて、


待  て  な  ー  い  !!!!!!!!!!!


・・・すみません、取り乱しました(笑)
そんなわけで、さっそく今日のステージレポートを。

今日出演のコール・プリマさんはなんと9名という少人数の女声合唱団です。
すみだ区民音楽デーには初参加とのことですが、気合い充分の充実したプログラムを引っ提げて、満を持しての登場です。

指揮:吉元貴弘
ピアノ:富松万里子
パーカッション:村松優

まずは第一部「哀愁と情熱のタンゴ」
黒のドレス(レースのアームカバーがセクシーよ!!)に真っ赤な花をつけた衣裳で登場。

1.ラ・クンパルシータ
2.薔薇のタンゴ
3.ジェラシー
4.夜のタンゴ
5.リベルタンゴ

非常に器楽的なメロディを、熱っぽい恋の歌に乗せて紡ぎ出す、その妖しい魅力と音楽的な迫力には、会場のお客様も目を丸くして驚き、そして心をぐっとつかまれていた様子でした。
私は以前に、「リベルタンゴ」の楽譜を見せていただいたことがあったので、今日聴けるのを楽しみにしていたんですけど。。。
想像以上の完成度の高さに、本当に興奮しました。
合唱をピアニシモでバッキングのように配置して、キーボードがアドリブソロのようなメロディを演奏する場面があって、その(アマチュア合唱ではほとんど聴いたことない!)アイディアと音色の変化や重なり方の面白さに思わず身を乗り出しました。

そして富松先生の「愛情物語」ピアノソロをはさんで・・・
(その間に早着替え!!)
第二部「想い出の映画音楽」
こちらは濃いモーヴピンクの光る素材のドレスに、これまたキラキラ輝くおそろいの装飾がついた衣裳で。

1.「愛情物語」~トゥ・ラブ・アゲイン(ピアノソロ)
2.「ゴッドファーザー」~愛のテーマ
3.「いそしぎ」~いそしぎ
4.「会議は踊る」~唯一度だけ
5.「風と共に去りぬ」~タラのテーマ
6.「シェルブールの雨傘」~シェルブールの雨傘
7.「アンダルシア」~タイム・トゥ・セイ・グッバイ

アンコール:歌劇「カルメン」よりジプシーの歌

ああもう!こういうの聴きたかったのよ(涙)
吉元流の美しい世界が、映画音楽にも存分に発揮されていて・・・
(私もこのジャンルの楽譜を山ほど抱えてる今だから言うわけではありませんが・・・)

バッキング、オブリガート、ハーモニー付け、ほんっと綺麗。
とても刺激になりました!!

そして忘れてならないのが、9名の団員さんの素晴らしい歌唱技術。
特に目を見張ったのは、ユニゾンの音質がまるでひとりで歌っているかのごとく揃っていること。
ソプラノさんの華やかな高音域が、気持ちよーく空気に乗って響いてくるのはさすがですし、支えるメゾアルトもぶれない安定感があって。

いつもいつも素敵な、巴子ワールドが繰り広げられるこの団ならではの歌詞を、会場の隅々までしっかりはっきりと届けるていねいな発声、正確なピッチ!!
聴くほどに向上していく、コール・プリマさんの限りない可能性に出会うたびに
私はいつも

「人間って諦めなければ一生自らを伸ばしていける生き物なんだな」

って、勇気が湧いてくるのです。

さあ、明日はもう一つ、大きなステージが待っています。
「シューベルト・コーア」さんです。
ここには、いつも仲良くしてくれている友人のみいあさんも出演します。
私とみいあさんは、吉元さんの大学の同級生であり、時々両国に集まっては3人でちゃんこを食べる「ぷち同窓会」を開いたりしている仲間です。
みいあさんはこの数年、吉元さんの団の指導サポートや練習音源作成などに携わっていて、彼の団にはもはやなくてはならない存在であります。

今日はみいあさんと一緒にコール・プリマさんを聴いてきました。
明日はいよいよ本番だね!!
いろいろ話を聞いているから、思い入れは痛いほどわかってます。
どんな音楽が紡ぎ出されていくのか・・・今からワクワクしています!

頑張ってね!!!!